シボレー・MW

スズキが製造しシボレーブランドで販売していたトールワゴンタイプの小型乗用車

MWエムダブリュー)は、スズキが製造し、ゼネラルモーターズ(GM)のシボレーブランドで販売していた、トールワゴンタイプの小型乗用車である。

シボレー・MW
ME63S/64S/34S型
2000年発売型
後期型
概要
製造国 日本の旗 日本静岡県湖西市
販売期間 2000年9月 - 2010年12月[1]
※生産停止時期あり。
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
エンジン K10A型 1.0 L 直列4気筒DOHC
M13A型 1.3 L 直列4気筒DOHC
最高出力 1.0L 70ps
1.3L 88ps
変速機 4速コラムAT
車両寸法
全長 3,575mm
全幅 1,620mm
全高 1,700mm
車両重量 970kg
その他
ベース車 スズキ・ワゴンR(2代目)
スズキ・ワゴンRプラス/ソリオ(2代目)
マツダ・AZ-ワゴン(2代目)
販売台数 累計約3万台[2]
系譜
後継 3代目ソリオに統合
GMシボレー店を除く
テンプレートを表示

概要

編集

スズキとGMの提携強化発表後、初のコラボレーションによって生み出された車であり、スズキ・ワゴンRプラス/ソリオにシボレーブランドの象徴である「ボウタイ」マークをあしらったエンブレム類を装着したOEM車である。

MW専用のボディカラーの設定、内装のベージュ色本革シートとトリムの木目化、オーディオの高級化などで、ワゴンRプラスとの差別化が図られた。

初代 ME63S/64S/34S型(2000年-2003年、2006年-2010年)

編集
  • 2000年9月 - 特別仕様車としてS-エディションを限定販売。ワゴンRプラスのXTグレード(1.0 Lターボ車)がベース。
  • 2001年1月 - S-エディションを限定販売からカタログモデルへ。ベース車はワゴンRソリオとなり、ベース車同様に1.0 Lと1.3 Lを設定。
  • 2002年4月 - 1.0 L車が廃止。1.3 Lのみに。
  • 2003年1月 - 一部改良。内装の大幅改良、リヤコンビネーションランプのデザイン変更など。
  • 2004年1月 - 一時生産停止[1]
  • 2006年1月17日 - 一部改良のうえ、発売を再開。スズキアリーナ店での販売を開始。
  • 2007年1月 - スズキ店での販売を開始。
    • 6月5日 - 廉価グレードの「Vセレクション」を追加。グレード専用色として「ミステリアスバイオレッドパール」を追加。
    • 11月20日 - 標準グレードを一部改良。ヘッドランプエクステンション(縁取り)を黒色からシルバーに変更。15インチアルミホイールのデザインや、内装の木目をローズウッド調に変更。また標準グレード専用色として「スパークブラックパール」を追加、「ミステリアスバイオレッドパール」も標準グレードで選べるようになった。また2WD車に、このクラスでは異例の運転席シートヒーターを設定。
  • 2008年8月5日 - 「Vセレクション」をベースにアルカンターラシート、ターンランプ内蔵・ドアロック連動電動格納式ドアミラー、車速感応型オートドアロックシステム(スズキでは初の標準装着)、オートライトシステムなどを装備した「Gセレクション」を追加。ボディーカラーはSX4セダンパレットなどにも採用されている「ノクターンブルーパール」を加え、全4色から選べる。なお、これらの装備はいわゆる販売店装着オプションを標準装備化したものでありながらカタログモデルでもあり、取扱い説明書のほかに取り付け説明書も同梱されている場合があった。
  • 2010年11月[3] - 生産終了。以後は在庫のみの販売となる[4]
  • 2010年12月 - 販売終了。スズキホームページ上から削除。

販売店

編集

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集
  1. ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車 第56号17ページより。
  2. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第56号17ページより。
  3. ^ MW(シボレー)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月5日). 2020年1月5日閲覧。
  4. ^ スズキ、「シボレーMW」生産終了”. 日刊工業新聞 (2010年11月25日). 2011年1月10日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク 

編集