安中市
群馬県の市
安中市(あんなかし)は、群馬県南西部にある人口約5万2千人の市である。江戸時代に板鼻・安中・松井田・坂本が中山道の宿場町として栄え、また、江戸時代には安中藩の城下町であった。
あんなかし 安中市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 群馬県 | ||||
市町村コード | 10211-3 | ||||
法人番号 | 2000020102113 | ||||
面積 |
276.31km2 | ||||
総人口 |
52,000人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 188人/km2 | ||||
隣接自治体 |
高崎市、富岡市、甘楽郡下仁田町 長野県北佐久郡軽井沢町 | ||||
市の木 | 杉、松 | ||||
市の花 | 梅 | ||||
市の鳥 | おしどり | ||||
安中市役所 | |||||
市長 | 岩井均 | ||||
所在地 |
〒379-0192 群馬県安中市安中1丁目23番13号 北緯36度19分35秒 東経138度53分14秒 / 北緯36.32625度 東経138.88714度座標: 北緯36度19分35秒 東経138度53分14秒 / 北緯36.32625度 東経138.88714度 〒379-0292 安中市松井田町新堀245(松井田支所) | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集碓氷川及びその支流の流域の大部分を市域に含んでいる。 中心市街地付近は関東平野末端の低地であるが、西側は山間地になっており、ダムや人造湖も多い。 特に西端にある長野県との県境、碓氷峠は古来より交通の難所として知られている。
隣接している自治体
編集歴史
編集あんなかし 安中市 | |
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廃止日 | 2006年3月18日 |
廃止理由 |
新設合併 安中市(旧)、碓氷郡松井田町 → 安中市(新) |
現在の自治体 | 安中市(新) |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 群馬県 |
隣接自治体 | 高崎市、富岡市、甘楽郡妙義町、多野郡吉井町、碓氷郡松井田町、群馬郡榛名町 |
安中市役所 | |
所在地 | 群馬県 |
特記事項 | |
ウィキプロジェクト |
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、碓氷郡安中宿・中宿村・小俣村・高別当(こうべっとう)村・古屋村が合併し、安中町が成立する。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 碓氷郡安中町・原市町・磯部町・板鼻町・東横野村・岩野谷村・秋間村・後閑村が合併し、新たに安中町となる。
- 1958年(昭和33年)11月1日 - 市制施行により、安中市となる。
- 1995年(平成7年)
- 2月1日 - 碓氷郡松井田町と境界変更。
- 5月 - 安中市土地開発公社に配置されていた当市職員が公文書を偽造するなどして群馬銀行から約51億円を詐取していたことが発覚。→詳細は「安中市土地開発公社巨額詐欺事件」を参照
- 2003年(平成15年)6月1日 - 甘楽郡妙義町及び碓氷郡松井田町と境界変更。
- 2006年(平成18年)
人口
編集安中市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 安中市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 安中市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
安中市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
編集歴代市長
編集- 旧安中市長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 田中龍三 | 1958年(昭和33年)11月1日 | 1959年(昭和34年)4月29日 | |
2 | 萩原弘 | 1959年(昭和34年)4月30日 | 1971年(昭和46年)4月29日 | |
3 | 湯浅正次 | 1971年(昭和46年)4月30日 | 1991年(平成3年)4月29日 | |
4 | 小川勝寿 | 1991年(平成3年)4月30日 | 1995年(平成7年)10月13日 | |
5 | 中島博範 | 1995年(平成7年)11月19日 | 2006年(平成18年)3月17日 |
- 安中市長
代 | 氏名 | ふりがな | 就任日 | 退任日 |
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職務代理者 | 宮下初太郎 | 2006年(平成18年)3月18日 | 2006年(平成18年)4月22日 | |
初 - 2代 | 岡田義弘 | おかだ よしひろ | 2006年(平成18年)4月23日 | 2014年(平成26年)4月22日 |
3 - 4代 | 茂木英子 | もてぎ ひでこ | 2014年(平成26年)4月23日 | 2022年(令和4年)4月22日 |
5代 | 岩井均 | 2022年(令和4年)4月23日 | 現職 |
立法
編集市議会
編集定数:20
県議会
編集→詳細は「群馬県議会」を参照
- 選挙区:安中市選挙区
- 定数:2名
- 任期:2023年(令和5年)4月30日 - 2027年(令和9年)4月29日[1]
議員名 | 会派名 | 備考 |
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粟野好映 | つる舞う | 党籍は無所属 |
伊藤清 | 自由民主党 |
衆議院
編集- 任期 : 2024年(令和6年)10月27日 - 2028年(令和10年)10月26日(「第50回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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群馬県第5区(安中市、渋川市、富岡市、高崎市〈旧群馬町・箕郷町・榛名町・倉渕村域〉、北群馬郡、甘楽郡、吾妻郡) | 小渕優子 | 自由民主党 | 9 | 選挙区 |
姉妹都市・提携都市
編集地域
編集住所表記
編集- 安中地域(旧安中市の区域)[2]
- → 安中・安中(1丁目 - 5丁目)・中宿・板鼻(1丁目含む)・岩井・野殿・大谷・上間仁田・下間仁田・鷺宮・中野谷・磯部(1丁目 - 4丁目)・西上磯部・東上磯部・下磯部・大竹・簗瀬・原市・原市(1丁目 - 4丁目)・原市・高別当(こうべっとう)・秋間・秋間みのりが丘・西上秋間・東上秋間・嶺・古屋・小俣・中秋間・下秋間・上後閑・下後閑・郷原(ごうばら)
- 松井田地域(旧松井田町の区域)は町・字名に「松井田町」が付く[3]
- → 人見・二軒在家・松井田・行田(おくなだ)・上増田・下増田・五料・横川・入山・新堀・新井・小日向(おびなた)・北野牧・西野牧・国衙(こくが)・坂本・高梨子(たかなし)・峠・原・土塩(ひじしお)・八城
電話番号
編集交通
編集鉄道
編集安中駅から安中市街地まで1.5 - 2km離れている。松井田駅は松井田の市街地から1km程度離れている。
- 中心となる駅:安中駅
バス
編集道路
編集- 一般国道
経済
編集流通
編集昔は、安中・原市・磯部・松井田・板鼻各地区に商店街を形成していたが、マイカーの普及により空洞化が進み、現在は国道18号線沿いに郊外型大規模店舗の進出が相次いでいる。
産業
編集市の東部に東邦亜鉛安中製錬所がある。一時期にはカドミウムによる汚染が深刻化し問題となった。公害に関しては、安中公害訴訟を参照。また、市の西部(磯部地区)には信越化学工業磯部事業所があり、そのまた西1.5km位の所には信越化学工業松井田事業所が有る。安中市はこの二大企業(東邦亜鉛、信越化学工業)に依存するような形になっており、その二大企業に深く関連する企業もある。
- 東邦亜鉛(安中運輸=運送業)
- 信越化学工業(ボルテックスセイグン=運送業)
- その他企業
特産品
編集教育
編集公立小学校
編集公立中学校
編集公立高等学校
編集私立中学校・高等学校
編集名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集- 松井田城(市指定史跡)
- 磯部温泉:「温泉マーク」の発祥の地と呼ばれる。
- 安中原市のスギ並木:上毛かるた「な」の札に「中仙道しのぶ安中杉並木」として詠まれる、国の天然記念物。
- 安政遠足侍マラソン:毎年5月の第二日曜日に開催。安政年間に安中藩が行った藩士の鍛錬のための競技会「安政遠足」(あんせい・とおあし)に端を発している。
- 峠の釜めし:「荻野屋」が製造・販売し、横川駅で販売もされる駅弁。
- 碓氷峠鉄道文化むら
- 旧碓氷峠鉄道施設(重要文化財):アプト式鉄道時代の橋梁、隧道、建物、土地が国指定の重要文化財となっている。横川駅から旧熊ノ平駅までの廃線跡が遊歩道「アプトの道」として整備され、沿線の各施設を訪れることができる。
- 霧積温泉
- 碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」
- 碓氷関所跡
- 安中中宿の燈篭人形(重要無形民俗文化財)
- 秋間梅林
- ジャーマンアイリスの丘
- 群馬フラワーハイランド(秋間梅林内)
- 磯部簗(6月 - 9月のシーズンのみ)
- 恵みの湯
- 国民宿舎裏妙義
- 碓氷製糸農業協同組合(日本で二ヶ所だけの製糸工場)
- 羊神社
著名な出身者
編集- 阿久津ゆりえ(モデル・女優)
- おかべてつろう(イラストレーター、画家、グラフィックデザイナー)
- おかべしづこ(作詞家、作曲家、ファッションデザイナー)
- 金谷ヒデユキ(お笑いタレント、現在は音楽活動中心)
- 出口雅之(グラスバレーのヴォーカリスト)
- 石井秀仁(cali≠gariのヴォーカリスト)
- 大河原太一郎(政治家)
- 大手拓次(詩人)
- 小林馨(陸上競技)
- 阪本孝男(陸上競技)
- 関口コオ(切り絵作家)
- 富沢英彦(陸上競技)
- 茂木英子(安中市長)
- 中島博範(元安中市長)
- 湊富士孝行(現在は湊親方)
- 三宅豊(ソフトボール選手)
- 武者一雄(作家)
- 柳澤榮司 (土木工学者)
- 湯浅一郎(画家)
- 矢端名結(フリーアナウンサー、元静岡放送アナウンサー)
- 竹下裕理(フリーアナウンサー、元南日本放送アナウンサー)
- 櫻井綾乃(女子ラグビー選手)
- 湯浅半月(詩人) - 近代最初の個人詩集「十二の石塚」刊行
- 湯浅治郎(政治家)
- 堀口星眠(俳人)
- 粂原圭太郎(実業家、競技かるた選手)
- 安齊勇馬(プロレスラー)安中市アンバサダー第1号[4][5]
関連文献
編集関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “議員の紹介 勤続年数・年齢順 - 群馬県議会(令和5年4月30日現在)”. www.pref.gunma.jp. 群馬県. 2023年4月30日閲覧。
- ^ “5.地域別構想”. 安中市. 2016年3月18日閲覧。
- ^ “合併後の住所表示”. 安中市. 2016年3月18日閲覧。
- ^ “全日本プロレス”. www.all-japan.co.jp. 2024年3月11日閲覧。
- ^ “プロレス・安斉選手 安中の魅力発信役 市、第1号アンバサダーに”. 読売新聞オンライン (2024年3月9日). 2024年3月11日閲覧。