日向夏 (小説家)

日本の小説家、ライトノベル作家

日向夏(ひゅうがなつ)は、日本小説家ライトノベル作家。福岡県出身・在住。

日向夏
ペンネーム 日向夏
誕生 日本の旗 日本福岡県
国籍 日本の旗 日本
代表作 『薬屋のひとりごと』
デビュー作薬屋のひとりごと
活動期間 2012年
テンプレートを表示

経歴

編集

小説投稿サイト「小説家になろう」に「うりぼう」というペンネームで掲載していた『薬屋のひとりごと』が2012年に書籍化され、作家デビューを果たす。その際、編集者の意向によりペンネームを日向夏へと変更。名前の由来は好物の果物からで人名ではないため、「ひゅうが・なつ」ではなく「ヒュウガナツ」と一続きの語として扱われ、姓名の区別はないという[1][2]

公の場での顔出しはせず、ペンネーム変更後も引き続きブログやSNSでは、二足直立するウリ坊(背中に縞のある若い猪)「うりりん」をアバターとして使用。イベントにおいてファンの前に登場する際は、2024年8月に作成したうりりんの着ぐるみ姿で出演する[3][4]

代表作となった『薬屋のひとりごと』は別出版社から並行して2種類コミカライズされており、2023年10月にはテレビアニメ化された。2025年に開催された「TVアニメ『薬屋のひとりごと』展」の東京会場では、うりりんの姿でテレビアニメ広報のために制作された主人公・猫猫(マオマオ)の着ぐるみとのツーショット写真を撮影してSNSで公開している[5]

作品

編集

小説

編集
  • 薬屋のひとりごと
    • (RayBooks、2012年10月31日、全1巻)※第1部「後宮編」のみ
    • ヒーロー文庫、2014年8月29日 - 刊行中、既刊15巻)
  • トネリコの王(ヒーロー文庫、2013年8月31日 - 2014年6月27日、全2巻)
  • 緋凰仙華 いつわり仙女は拘束中(一迅社文庫アイリス、2013年10月19日、全1巻)
  • 路地裏の精霊姫(一迅社文庫アイリス、2014年11月20日、全1巻)
  • 繰り巫女あやかし夜噺(マイナビ出版ファン文庫、2016年11月18日 - 2018年5月21日、全2巻)
  • カロリーは引いてください! 〜学食ガールと満腹男子〜(富士見L文庫、2017年5月15日、全1巻)
  • なぞとき遺跡発掘部(小学館文庫キャラブン!、2018年2月22日 - 2019年4月5日、全3巻)
  • 女衒屋グエン(星海社FICTIONS、2018年9月20日、全1巻)
  • 迷探偵の条件(MF文庫J、2021年10月25日 - 刊行中、既刊1巻)
  • 不死王の息子(ヒーロー文庫、2021年11月29日 - 刊行中、既刊1巻)
  • 神さま学校の落ちこぼれ(星海社FICTIONS、2022年1月20日 - 刊行中、既刊4巻)※漫画版が先行して発表
  • 聖女に嘘は通じない(アリアンローズ、2022年5月22日、全1巻)

アンソロジー

編集

「」内が日向夏の作品

  • 飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語(富士見L文庫、2017年12月15日)「カロリーは引いてください!」
  • FGOミステリー小説アンソロジー カルデアの事件簿 file.02 (星海社FICTIONS、2020年3月13日)「密室遊郭」
  • 夜更けのおつまみ(ポプラ文庫、2020年3月5日)「一人居酒屋のすすめ」
  • 作家逃亡飯(星海社FICTIONS、2020年5月17日)「異世界とヒッチハイク ヒュウガナツの場合」
  • ステイホームの密室殺人2 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー(星海社FICTIONS、2020年9月17日)「迷惑な殺人者」
  • こどもノベル・プロジェクト(ヒーロー文庫公式Webサイト、2020年6月24日)「はたらくパンダ」[6]

朗読劇

編集
  • 追憶のマム(PLATTO、2020年7月26日):シナリオ担当[7]

漫画

編集

共著

編集

脚注

編集
  1. ^ 日向夏 (2012年9月19日). “うりぼう改め日向夏”. 小説家になろう. 株式会社ヒナプロジェクト. 2025年4月9日閲覧。
  2. ^ @NaMelanza (2020年5月18日). "自分はペンネーム「うりぼう」でいこうと思ったけど、編集さんから変えてくださいといわれたので、変えました。なのでせめてもの反抗として、「日向夏」は「日向夏」であって「日向 夏」ではないことをいっておきます。". X(旧Twitter)より2025年4月9日閲覧
  3. ^ @NaMelanza (2024年9月5日). "2DLiveアバターも着ぐるみもありますがVチューバーではありません". X(旧Twitter)より2025年4月9日閲覧
  4. ^ @NaMelanza (2024年8月3日). "今後、イベント関係は全てうりりん(実在+2D)で行う予定。". X(旧Twitter)より2025年4月9日閲覧
  5. ^ @NaMelanza (2025年4月8日). "実は100枚以上撮ってる。". X(旧Twitter)より2025年4月9日閲覧
  6. ^ こどもノベル・プロジェクト”. 主婦の友インフォス. 2023年12月12日閲覧。
  7. ^ アニメ・声優・ゲームに特化した配信プラットフォーム「PLATTO(読み方:ぷらっと)」による朗読劇「PLATTO 朗読劇」の 7/26(日)公演に逢坂良太・千葉翔也・桑原由気が出演決定!!”. 2021年8月5日閲覧。
  8. ^ (インタビュアー:七夜なぎ)「「薬屋のひとりごと」の日向夏×「兄友」の赤瓦もどむ、ヒットメーカー同士がタッグを組んだ少女マンガが始動! その企画の裏側に迫る」『コミックナタリー』、株式会社ナターシャ、2021年8月5日https://natalie.mu/comic/pp/kamisama-school2021年8月5日閲覧 
  9. ^ 日向夏×赤瓦もどむの超強力タッグ新連載スタート!「高嶺と花」師走ゆきの新作よみきりも!『花とゆめ』17号8月5日発売!!”. PR TIMES. 株式会社 PR TIMES (2021年8月5日). 2021年8月5日閲覧。
  10. ^ 「薬屋のひとりごと」日向夏×「兄友」赤瓦もどむがタッグ!花ゆめで超能力新連載”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年8月5日). 2021年8月5日閲覧。
  11. ^ 「薬屋のひとりごと」の日向夏が原作、新連載「迷探偵の条件」がフラッパーで”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2022年5月2日). 2022年5月21日閲覧。
  12. ^ 「薬屋のひとりごと」の日向夏原作の新連載がゼロサムで、巫女があやかしの謎に迫る”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月27日). 2024年12月27日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集