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{{Infobox 学者
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|名前 = 宇野 重規

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政治思想史・政治哲学が専門。フランスのリベラル思想家トクヴィルを多角的に論じて注目され。著書に『政治哲学人』(平16)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(平19)、『民主主義のつくり方』(平25)など。
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|出身校 = [[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]
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== 経歴 ==
== 経歴 ==
* [[東京都]]生まれ。
* 1967年、[[島根県]]生まれ。
* 1986年、[[桐朋高校]]卒業<ref>[https://www.toho.ed.jp/today/2016/12/40%E6%9C%9F%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F%E5%AF%BE%E8%AB%87%E3%80%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%80%8D/ 40期卒業生対談「からだ」と「民主主義」- 桐朋中学校・高等学校]</ref>、[[オリエンテーリング]]部に所属していた
* 1986年、[[桐朋中学校・高等学校|桐朋高校]]卒業<ref>[https://www.toho.ed.jp/today/2016/12/40%E6%9C%9F%E5%8D%92%E6%A5%AD%E7%94%9F%E5%AF%BE%E8%AB%87%E3%80%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A0%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%80%8D/ 40期卒業生対談「からだ」と「民主主義」- 桐朋中学校・高等学校]</ref>、[[オリエンテーリング]]部に所属していた
* 1991年、[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]卒業
* 1991年、[[東京大学大学院法学政治学研究科・法学部|東京大学法学部]]卒業
* 1996年、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。同年[[博士(法学)]]。博士論文の題は「デモクラシーにおける「政治」の基盤と前提——[[アレクシ・ド・トクヴィル]]の追究」<ref>博士論文書誌データベース</ref>。
* 1996年、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。同年[[博士(法学)]]<ref>{{Cite thesis|和書|author=宇野重規 |url=https://doi.org/10.11501/3139671 |title=デモクラシーにおける「政治」の基盤と前提 : アレクシ・ド・トクヴィルの追究 |volume=東京大学 |series=博士(法学) 甲第12171号 |year=1996 |doi=10.11501/3139671 |id={{naid|500000160549}}}}</ref>。
* 1996年、 [[日本学術振興会特別研究員]]
* 1996年、[[日本学術振興会特別研究員]]
* 1996年、[[千葉大学]][[法経学部]]助教授
* 1996年、[[千葉大学]][[法経学部]]助教授
* 1999年4月、[[東京大学社会科学研究所]]助教授(2007年3月まで)
* 1999年4月、[[東京大学社会科学研究所]]助教授(2007年3月まで)
** 2000年8月より、在外研究(フランス、社会科学高等研究院客員研究員、新渡戸フェローシップ、2002年7月まで)
** 2000年8月より、在外研究(フランス、社会科学高等研究院客員研究員、新渡戸フェローシップ、2002年7月まで)
* 2007年4月、東京大学社会科学研究所[[准教授]](2011年3月まで)
* 2007年4月、東京大学社会科学研究所准教授(2011年3月まで)
** 2010年5月より、在外研究([[コーネル大学]]法科大学院、2011年3月まで)
** 2010年5月より、在外研究([[コーネル大学]]法科大学院、2011年3月まで)
* 2011年4月、東京大学社会科学研究所[[教授]]
* 2011年4月、東京大学社会科学研究所教授
* 2014年、[[立憲デモクラシーの会]]の呼びかけ人に名を連ねた<ref>{{Cite web |author= |date=2014 |url= https://constitutionaldemocracyjapan.tumblr.com/yobikakenin |title=呼びかけ人 - 立憲デモクラシーの会 |website= |publisher= |accessdate=2020-10-01}}</ref>。
* 2014年、[[立憲デモクラシーの会]]の呼びかけ人に名を連ねた<ref>{{Cite web|和書|author= |year=2014 |url=https://constitutionaldemocracyjapan.tumblr.com/yobikakenin |title=呼びかけ人 - 立憲デモクラシーの会 |publisher= |accessdate=2020-10-01}}</ref>。
* 2016年6月、NIRA総合研究開発機構 [[理事]]<ref>{{Cite web |author= |date=2016-06 |url=http://www.nira.or.jp/about/construction/officer/index.html |title=役職員紹介 |work= |publisher=NIRA総合研究開発機構 |accessdate=2017-05-21}}</ref>
* 2016年6月、NIRA総合研究開発機構 理事<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.nira.or.jp/researchfellow/post-1/ |title=宇野 重規|ABOUT |publisher=NIRA総合研究開発機構 |accessdate=2023-04-05}}</ref>
* 2024年4月、東京大学社会科学研究所所長

== 受賞歴 ==
* 2005年、第22回[[渋沢・クローデル賞]]LVJ特別賞、著書『政治哲学へ』に対して<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.mfjtokyo.or.jp/shibukuro.html |title=渋沢・クローデル賞 |publisher=公益財団法人日仏会館 |accessdate=2017-05-21}}</ref>
* 2007年、[[サントリー学芸賞]](思想・歴史部門)、著書『トクヴィル――平等と不平等の理論家』に対して<ref>{{Cite web|和書|author= |date=2007-11-10 |url=https://issnews.iss.u-tokyo.ac.jp/2007/11/29.html |title=受賞:第29回サントリー学芸賞(宇野重規) |publisher=東京大学社会科学研究所 |accessdate=2023-04-05}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_ssah/genre/04.html |title=[思想・歴史]部門別一覧 受賞者一覧・選評 サントリー学芸賞 |publisher=サントリー文化財団 |accessdate=2023-04-05}}</ref>
* 2021年、[[石橋湛山賞]]、著書『民主主義とは何か』に対して<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.ishibashi-mf.org/prize/42th.html |title=第42回受賞:宇野 重規氏、西野 智彦氏 |publisher=一般財団法人 石橋湛山記念財団 |accessdate=2022-02-06}}</ref>

== 研究内容・業績 ==
* 政治思想史・政治哲学を専門とする。
* フランスの[[リベラル思想]][[アレクシ・ド・トクヴィル|トクヴィル]]を多角的に論じて注目され。著書に『政治哲学人』(2004年)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(2007年)、『民主主義のつくり方』(2013年)など。


== 人物 ==
== 人物 ==
* [[中日ドラゴンズ]]のファンを名乗っている<ref>{{Cite web |author= |date= |url=http://lex.juris.hokudai.ac.jp/csdemocracy/uno/ |title=宇野重規 |work= |publisher=北海道大学 |accessdate=2017-05-21}}</ref>。
* [[中日ドラゴンズ]]のファンを名乗っている<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://lex.juris.hokudai.ac.jp/csdemocracy/uno/ |title=CIVIL SOCIAL DEMOCRACY - 市民社会民主主義の理念と政策に関する総合的考察 |publisher=北海道大学 |accessdate=2023-04-05}}</ref>。
* 著書『保守主義とは何か』は、は2017年の新書大賞の第6位となっている<ref>{{Cite journal |和書|author = |authorlink = |title =新書大賞2017 |date =2017-02-10 |publisher =中央公論新社 |journal =中央公論 |asin=B01MU7ME3R}}</ref>。
* 著書『保守主義とは何か』は、は2017年の新書大賞の第6位となっている<ref>{{Cite journal|和書 |author= |title=新書大賞2017 |date=2017-02-10 |publisher=中央公論新社 |journal=中央公論 |asin=B01MU7ME3R}}</ref>。
*2020年、[[日本学術会議]]の新会員の推薦を受けていたが、政府によって任命を拒否された([[日本学術会議の任命拒否]])<ref>{{Cite web |date= 2020-10-02|url=https://www.asahi.com/articles/ASNB202DYNB1UTIL06Y.html |title=除外された加藤陽子氏「首相官邸、学問の自由軽んじた」 |publisher=朝日新聞|accessdate=2020-10-02}}</ref>。
* 2020年、[[日本学術会議]]の新会員の推薦を受けていたが、政府によって任命を拒否された([[日本学術会議の任命拒否]])<ref>{{Cite web|和書|date= 2020-10-02 |url=https://www.asahi.com/articles/ASNB202DYNB1UTIL06Y.html |title=除外された加藤陽子氏「首相官邸、学問の自由軽んじた」 |publisher=朝日新聞 |accessdate=2020-10-02}}</ref>。


== 受賞歴 ==
== 家族・親族 ==
*父:[[宇野重昭]]は中国政治・東アジア地域研究を専門とした研究者<ref>{{Cite journal|和書|author=宇野重昭 |date=2018-03-31 |title=故宇野重昭名誉学長・名誉教授・北東アジア地域研究センター名誉研究員略歴・主要論文目録 ; 遺稿より url=http://id.nii.ac.jp/1377/00001734/ |journal=北東アジア研究 |ISSN=1346-3810 |publisher=島根県立大学北東アジア地域研究センター |volume=29 |pages=1-14 |naid=120006485996}}</ref>。
*2005年、第22回[[渋沢・クローデル賞]]LVJ特別賞、著書『政治哲学へ』に対して<ref>{{Cite web |author= |date= |url=https://www.mfjtokyo.or.jp/shibukuro.html |title=渋沢・クローデル賞 |work= |publisher=公益財団法人日仏会館 |accessdate=2017-05-21}}</ref>
*2007年、[[サントリー学芸賞]](思想・歴史部門)、著書『トクヴィル――平等と不平等の理論家』に対して<ref>{{Cite web |author= |date=2007-11-10 |url=http://issnews.iss.u-tokyo.ac.jp/2007/11/29.html |title=受賞:第29回サントリー学芸賞(宇野重規) |work= |publisher=東京大学 |accessdate=2017-05-21}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date= |url=http://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_ssah/genre/04.html |title=受賞者一覧・選評 |work= |publisher=サントリー |accessdate=2017-05-21}}</ref>
*2021年、[[石橋湛山賞]]、著書『民主主義とは何か』に対して<ref>{{Cite web |author= |date= |url=https://www.ishibashi-mf.org/prize/42th.html |title=第42回受賞:宇野 重規氏、西野 智彦氏 |work= |publisher=一般財団法人 石橋湛山記念財団 |accessdate=2022-02-06}}</ref>


== 著書 ==
== 著書 ==
=== 単著 ===
=== 単著 ===
*『デモクラシーを生きる――トクヴィルにおける政治の再発見』[[創文社]]、1998年。[[講談社]]〈現代自由学芸叢書〉、2022年。
* 『デモクラシーを生きる――トクヴィルにおける政治の再発見』[[創文社]]〈現代自由学芸叢書〉、1998年。「創文社オンデマンド叢書」[[講談社]]、2022年。
*『政治哲学へ――現代フランスとの対話』([[東京大学出版会]]「公共哲学叢書」、2004年増補新装:2019年)
* 『政治哲学へ――現代フランスとの対話』([[東京大学出版会]]「公共哲学叢書」、2004年増補版2019年)
*『トクヴィル――平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年[[講談社学術文庫]]、2019年)-第21回[[サントリー学芸賞]]
* 『トクヴィル――平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年[[講談社学術文庫]]、2019年)。第21回[[サントリー学芸賞]]
*『〈私〉時代のデモクラシー』([[岩波新書]]、2010年)
* 『〈私〉時代のデモクラシー』([[岩波新書]]、2010年)
*『民主主義のつくり方』[[筑摩書房]]〈[[筑摩選書]]〉、2013年
* 『民主主義のつくり方』[[筑摩書房]]〈[[筑摩選書]]〉、2013年
*『西洋政治思想史』([[有斐閣]]アルマ、2013年)
* 『西洋政治思想史』([[有斐閣アルマ]]、2013年)
*『政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間』([[岩波書店]]、2016年)
* 『政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間』([[岩波書店]]、2016年)
*『保守主義とは何か――反フランス革命から現代日本まで』([[中公新書]]、2016年) 
* 『保守主義とは何か――反フランス革命から現代日本まで』([[中公新書]]、2016年)
*『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会、2018年)
* 『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会、2018年)
*『民主主義とは何か』([[講談社現代新書]]、2020年)
* 『民主主義とは何か』([[講談社現代新書]]、2020年)
*『民主主義を信じる』([[青土社]]、2021年)
* 『民主主義を信じる』([[青土社]]、2021年)
*『自分で始めた人たち~社会を変える新しい民主主義』[[大和書房]]、2022/2/17。
* 『自分で始めた人たち社会を変える新しい民主主義』[[大和書房]]、20222
* 『そもそも民主主義ってなんですか? 知識ゼロからわかる!』東京新聞、2022年6月。入門書
* 『日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す』[[中公選書]]、2023年1月
* 『近代日本の「知」を考える。 西と東との往来』「叢書・知を究める」ミネルヴァ書房、2023年10月


=== 共著 ===
=== 共著 ===
*([[田村哲樹]]・[[山崎望]])『デモクラシーの擁護――再帰化する現代社会で』([[ナカニシヤ出版]]、2011年)
* ([[田村哲樹]]・[[山崎望]])『デモクラシーの擁護――再帰化する現代社会で』([[ナカニシヤ出版]]、2011年)
*(市野川容孝ら)『社会的なもののために』(ナカニシヤ出版、2013年)
* (市野川容孝ら)『社会的なもののために』(ナカニシヤ出版、2013年)
*([[井手英策]]・[[坂井豊貴]]・[[松澤裕作|松沢裕作]])『大人のための社会科――未来を語るために』(有斐閣,2017年)
* ([[井手英策]]・[[坂井豊貴]]・[[松澤裕作|松沢裕作]])『大人のための社会科――未来を語るために』(有斐閣、2017年)
* {{Cite book|和書 |author1=宇野重規 |author2=[[岸本聡子]] |title=民主主義のミカタ |publisher=東京新聞 |date=2023年3月24日 |isbn=978-4808310820 }}
* (聞き手[[若林恵]])『実験の民主主義―トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書、2023年10月)


=== 編著 ===
=== 編著 ===
*『政治の発見 第4巻 つながる』([[風行社]]、2010年)
* 『政治の発見 第4巻 つながる』([[風行社]]、2010年)
*『リーディングス戦後日本の思想水脈3 民主主義と市民社会』(岩波書店、2016年)
* 『リーディングス戦後日本の思想水脈3 民主主義と市民社会』(岩波書店、2016年)
*福諭吉『近代日本思想選 福沢諭吉』筑摩書房〈[[ちくま学芸文庫]]、2021/4/12。
* 諭吉『近代日本思想選 福沢諭吉』[[ちくま学芸文庫]]、20214月)


=== 共編著 ===
=== 共編著 ===
*[[玄田有史]]『希望学(1)希望を語る――社会科学の新たな地平へ』(東京大学出版会、2009年)
* [[玄田有史]]『希望学 (1) 希望を語る――社会科学の新たな地平へ』(東京大学出版会、2009年)
*[[松本礼二]]・[[三浦信孝]]『トクヴィルとデモクラシーの現在』(東京大学出版会,2009年)
* [[松本礼二]]・[[三浦信孝]]『トクヴィルとデモクラシーの現在』(東京大学出版会、2009年)
* [[苅部直]]・[[中本義彦]]『政治学をつかむ』(有斐閣、2011年)
* [[苅部直]]・[[中本義彦]]『政治学をつかむ』(有斐閣、2011年)
*[[高山裕二]]・[[伊達聖伸]]『社会統合と宗教的なもの 十九世紀フランスの経験』([[白水社]],2011年)
* [[高山裕二]]・[[伊達聖伸]]『社会統合と宗教的なもの 十九世紀フランスの経験』([[白水社]]、2011年)
*[[井上彰]]・山崎望『実践する政治哲学』(ナカニシヤ出版,2012年)
* [[井上彰]]・山崎望『実践する政治哲学』(ナカニシヤ出版,2012年)
*五百旗頭『ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス』有斐閣、2015/1/28。
* [[五百籏頭薫|五百旗頭薫]]『ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス』有斐閣、2015
*[[大瀧雅之]]・加藤晋『社会科学における善と正義: ロールズ『正義論』を超えて』東京大学出版会、2015/5/27。
* [[大瀧雅之]]・加藤晋『社会科学における善と正義ロールズ『正義論』を超えて』東京大学出版会、2015
*高山裕二・伊達聖伸『共和国か宗教か、それとも 十九世紀フランスの光と闇』(白水社,2015年)
* 高山裕二・伊達聖伸『共和国か宗教か、それとも 十九世紀フランスの光と闇』(白水社、2015年)
*[[待鳥聡史]]『社会のなかのコモンズ 公共性を超えて』(白水社、2019年)
* [[待鳥聡史]]『社会のなかのコモンズ 共性を超えて』(白水社、2019年)


=== 訳書 ===
=== 訳書 ===
* (J-M・クワコウ著、[[田中治男]]・[[押村高]]訳『政治的正当性とは何か――法、道徳、責任に関する考察』([[藤原書店]]、2000年)
* J-M・クワコウ著、[[田中治男]]・[[押村高]]訳『政治的正当性とは何か――法、道徳、責任に関する考察』([[藤原書店]]、2000年)


=== 監修 ===
=== 監修 ===
* 『いつか選挙に行く君に知っておいてほしいこと』全巻、[[学研プラス]]、2022/2/17。
* 『いつか選挙に行く君に知っておいてほしいこと』全3巻、[[学研プラス]]、20222


=== 寄稿 ===
=== 寄稿 ===
*「不平等への異議 トクヴィル 崩れた想像力の壁」読売新聞 2011年12月19日
* 「不平等への異議 トクヴィル 崩れた想像力の壁」読売新聞2011年12月19日


== 外部リンク ==
== 参考文献 ==
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== 外部リンク ==
* [https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/mystaff/uno.html 宇野重規 (UNO Shigeki)](東京大学社会科学研究所)
* [https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/mystaff/uno.html 宇野重規 (UNO Shigeki)](東京大学社会科学研究所)
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* {{Twitter|unoshigeki}}


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2025年1月2日 (木) 17:14時点における最新版

宇野 重規
人物情報
生誕 (1967-06-13) 1967年6月13日(57歳)
日本の旗 日本島根県
出身校 東京大学法学部
学問
研究分野 政治学政治哲学
研究機関 千葉大学東京大学
学位 博士(法学)
影響を受けた人物 アレクシ・ド・トクヴィル
小林正弥
影響を与えた人物 田村哲樹
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宇野 重規[1](うの しげき[1]1967年6月13日[2] - )は、日本政治学者。専門は政治思想史政治哲学[1]東京大学社会科学研究所教授[1]

経歴

[編集]

受賞歴

[編集]

研究内容・業績

[編集]
  • 政治思想史・政治哲学を専門とする。
  • フランスのリベラル思想トクヴィルを多角的に論じて注目された。著書に『政治哲学人』(2004年)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(2007年)、『民主主義のつくり方』(2013年)など。

人物

[編集]

家族・親族

[編集]
  • 父:宇野重昭は中国政治・東アジア地域研究を専門とした研究者[14]

著書

[編集]

単著

[編集]
  • 『デモクラシーを生きる――トクヴィルにおける政治の再発見』創文社〈現代自由学芸叢書〉、1998年。「創文社オンデマンド叢書」講談社、2022年。
  • 『政治哲学へ――現代フランスとの対話』(東京大学出版会「公共哲学叢書」、2004年、増補版2019年)
  • 『トクヴィル――平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年。講談社学術文庫、2019年)。第21回サントリー学芸賞
  • 『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書、2010年)
  • 『民主主義のつくり方』筑摩書房筑摩選書〉、2013年)
  • 『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ、2013年)
  • 『政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間』(岩波書店、2016年)
  • 『保守主義とは何か――反フランス革命から現代日本まで』(中公新書、2016年)
  • 『未来をはじめる 「人と一緒にいること」の政治学』(東京大学出版会、2018年)
  • 『民主主義とは何か』(講談社現代新書、2020年)
  • 『民主主義を信じる』(青土社、2021年)
  • 『自分で始めた人たち―社会を変える新しい民主主義』大和書房、2022年2月
  • 『そもそも民主主義ってなんですか? 知識ゼロからわかる!』東京新聞、2022年6月。入門書
  • 『日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す』中公選書、2023年1月
  • 『近代日本の「知」を考える。 西と東との往来』「叢書・知を究める」ミネルヴァ書房、2023年10月

共著

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  • 田村哲樹山崎望)『デモクラシーの擁護――再帰化する現代社会で』(ナカニシヤ出版、2011年)
  • (市野川容孝ら)『社会的なもののために』(ナカニシヤ出版、2013年)
  • 井手英策坂井豊貴松沢裕作)『大人のための社会科――未来を語るために』(有斐閣、2017年)
  • 宇野重規、岸本聡子『民主主義のミカタ』東京新聞、2023年3月24日。ISBN 978-4808310820 
  • (聞き手若林恵)『実験の民主主義―トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(中公新書、2023年10月)

編著

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  • 『政治の発見 第4巻 つながる』(風行社、2010年)
  • 『リーディングス戦後日本の思想水脈3 民主主義と市民社会』(岩波書店、2016年)
  • 福澤諭吉『近代日本思想選 福沢諭吉』(ちくま学芸文庫、2021年4月)

共編著

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  • 玄田有史『希望学 (1) 希望を語る――社会科学の新たな地平へ』(東京大学出版会、2009年)
  • 松本礼二三浦信孝『トクヴィルとデモクラシーの現在』(東京大学出版会、2009年)
  • 苅部直中本義彦『政治学をつかむ』(有斐閣、2011年)
  • 高山裕二伊達聖伸『社会統合と宗教的なもの 十九世紀フランスの経験』(白水社、2011年)
  • 井上彰・山崎望『実践する政治哲学』(ナカニシヤ出版,2012年)
  • 五百旗頭薫『ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス』有斐閣、2015年
  • 大瀧雅之・加藤晋『社会科学における善と正義:ロールズ『正義論』を超えて』東京大学出版会、2015年
  • 高山裕二・伊達聖伸『共和国か宗教か、それとも 十九世紀フランスの光と闇』(白水社、2015年)
  • 待鳥聡史『社会のなかのコモンズ 共性を超えて』(白水社、2019年)

訳書

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監修

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  • 『いつか選挙に行く君に知っておいてほしいこと』全3巻、学研プラス、2022年2月

寄稿

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  • 「不平等への異議 トクヴィル 崩れた想像力の壁」読売新聞、2011年12月19日

参考文献

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  1. ^ a b c d 「わたしの紙面批評」『朝日新聞』朝刊、朝日新聞大阪本社、2016年4月16日、12面
  2. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.303
  3. ^ 40期卒業生対談「からだ」と「民主主義」- 桐朋中学校・高等学校
  4. ^ 宇野重規『デモクラシーにおける「政治」の基盤と前提 : アレクシ・ド・トクヴィルの追究』 東京大学〈博士(法学) 甲第12171号〉、1996年。doi:10.11501/3139671NAID 500000160549https://doi.org/10.11501/3139671 
  5. ^ 呼びかけ人 - 立憲デモクラシーの会” (2014年). 2020年10月1日閲覧。
  6. ^ 宇野 重規|ABOUT”. NIRA総合研究開発機構. 2023年4月5日閲覧。
  7. ^ 渋沢・クローデル賞”. 公益財団法人日仏会館. 2017年5月21日閲覧。
  8. ^ 受賞:第29回サントリー学芸賞(宇野重規)”. 東京大学社会科学研究所 (2007年11月10日). 2023年4月5日閲覧。
  9. ^ [思想・歴史]部門別一覧 受賞者一覧・選評 サントリー学芸賞”. サントリー文化財団. 2023年4月5日閲覧。
  10. ^ 第42回受賞:宇野 重規氏、西野 智彦氏”. 一般財団法人 石橋湛山記念財団. 2022年2月6日閲覧。
  11. ^ CIVIL SOCIAL DEMOCRACY - 市民社会民主主義の理念と政策に関する総合的考察”. 北海道大学. 2023年4月5日閲覧。
  12. ^ 「新書大賞2017」『中央公論』、中央公論新社、2017年2月10日、ASIN B01MU7ME3R 
  13. ^ 除外された加藤陽子氏「首相官邸、学問の自由軽んじた」”. 朝日新聞 (2020年10月2日). 2020年10月2日閲覧。
  14. ^ 宇野重昭「故宇野重昭名誉学長・名誉教授・北東アジア地域研究センター名誉研究員略歴・主要論文目録 ; 遺稿より url=http://id.nii.ac.jp/1377/00001734/」『北東アジア研究』第29巻、島根県立大学北東アジア地域研究センター、2018年3月31日、1-14頁、ISSN 1346-3810NAID 120006485996 

外部リンク

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