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2012年2月17日 (金) 10:41時点における版

ヤナギ科
分類クロンキスト体系
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: ヤナギ目 Salicales
: ヤナギ科 Salicaceae
学名
Salicaceae Mirbel nom. cons.
和名
ヤナギ科

ヤナギ科 (ヤナギか、学名Salicaceae)は、ヤナギポプラなどを含む双子葉植物木本からなる

概説

は単葉で葉柄があり、一般に互生する。托葉は発達するが早落性のものもある。

は単性で、雌雄異株。無花被で(ただし花の根元にがある)、雌蕊1本または雄蕊1-2本からなり、尾状花序をつくる。虫媒花ヤナギ属、オオバヤナギ属)または風媒花ヤマナラシ属、ケショウヤナギ属)。

果実はさく果で、熟すと裂開して綿毛に包まれた小さな種子を多数だす。種子は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれ、風に乗って散布される。

樹皮や葉にサリシンサリチル酸配糖体)を含んでおり、医薬品としてのサリチル酸の研究もヤナギから始まったものである。

北半球温帯寒帯に分布する。

分類

クロンキスト体系及び新エングラー体系等では、2ないし4属に分類されるが、最新の分類では、2属に分類される。

Chosenia ケショウヤナギ属とToisusu オオバヤナギ属は現在では、ヤナギ属に含められる。

APG分類体系では、ヤナギ科はキントラノオ目に含まれる。従来のイイギリ科 Flacourtiaceae(多くは熱帯に分布する)に含まれていた大部分の種が、狭義のヤナギ科と共通の系統であるとして、これらをヤナギ科に含めている(全57属ほどとなる)。これらはサリシンを含む点や葉の形態などで狭義のヤナギ科と共通するが、花の形態が大きく異なる(花弁・がくがある)。狭義のヤナギ科は花が特に退化した1群と考えられる。

関連項目

外部リンク