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YOH (プロレスラー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小松洋平から転送)
YOH
YOHの画像
2023.11.04
プロフィール
リングネーム YOH
風神
小松 洋平
本名 小松 洋平
ニックネーム DIRECT DRIVE
HIGH and MIGHTY
鋼の若獅子
身長 171.5cm
体重 85kg
誕生日 (1988-06-25) 1988年6月25日(36歳)
出身地 宮城県栗原市
所属 新日本プロレス
スポーツ歴 レスリング
トレーナー 平田淳嗣
永田裕志
内藤哲也
ロッキー・ロメロ
デビュー 2012年11月19日
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YOH(ヨウ、1988年6月25日 - )は、日本男性プロレスラー

本名、小松 洋平(こまつ ようへい)。新日本プロレス所属。宮城県栗原市出身。血液型O型。

経歴

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少年・大学生時代

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プロレスが好きな父親の影響で3歳の頃からテレビで観戦するようになり、父親が勤務する役場の体育館にみちのくプロレスが巡業に来た際には観戦に行くなど小松にとってプロレスは幼少の頃から身近な存在だった[1]。幼稚園の頃は、武藤敬司のカッコよさとザ・グレート・サスケの空中殺法に凄さを感じていたと述懐している[1]

中学1年生の時、いつものようにテレビでプロレス中継を見ていた小松に「このリングに上がったらどんな気持ちになるのだろう」という感情が芽生え始め、そこから一気に「やりたい」という気持ちに変わり、プロレスラーを志すようになる[1]。それまで活動していた野球部を退部すると、「レスラーになるには格闘技経験があった方が良い」と考え、中学1年の冬から柔道を始める[1][2][† 1]。高校はレスリング部のある学校を自ら探し出し、東北工業大学高等学校 (現:仙台城南高等学校)に目星を付けると、中学時代から同校の練習に参加したり、試合を見学するようになる。その結果、スポーツ推薦で同校に進学。実家から遠い場所に学校があったため、親元を離れて下宿生活を開始した[1]。3年間まじめにレスリングに打ち込んだ小松は、「(アマチュアレスリングはプロレスと比べて)地味」と発言する一方で、「入門してからレスリング技術が必要な場面があるので、下地として経験して間違いない」と振り返っている[1]。高校卒業後、「もう少し体を作りたい」という不安があった小松は東洋大学白山キャンパスの法学部に入学、上京して寮に入る[1]

なお、大学3年生の時に新日本プロレスへの入門テストを受けて合格を果たすものの、学業を優先し辞退した。小松も大学を卒業した2011年に再度テストを受けるが、その年は身長が足りないことを理由に書類選考を通過することなく不合格に終わった[1]。暗礁に乗り上げた小松だったが、自身のもとに届いた不合格通知の封筒の中に三澤威が立ち上げたプロレス学校の案内書を発見する。父親から入学資金の援助という後押しを受けて、プロレス道場・ヤングライオンクラスに入学し同校でコーチを務めたヒロ斉藤から、ロープワークや受け身といったプロレスの基礎を学びながら1年間通う[1][2]

新日本プロレス

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ヤングライオン時代

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2012年2月、新日本の入門テストに合格。同年11月19日のSHIBUYA-AXで行われた若手主体の興行NEVERにて、渡辺高章 (現・EVIL)を相手にデビュー戦を飾った[3]

2013年10月25日、KUSHIDAのパートナーとしてSUPER Jr. TAG TOURNAMENTにエントリーしたが、BUSHI & バリエンテ組に敗れ、一回戦敗退となった。12月23日、年内最終興行における試合で田中翔 (現・SHO) と対戦。逆片エビ固めでギブアップを奪い初勝利を収めた。

2014年1月3日、ディファ有明で開催された「大プロレス祭り 2014」で翌4日のダーク・マッチに出場予定とされていたタイガーマスクが盲腸(虫垂)炎のため欠場、これを受けて急遽東京ドームの出場権を賭けて田中と対戦。この試合に勝利を収め、デビュー1年3ヶ月でレッスルキングダム8に初出場を果たした。

2015年1月4日、東京ドーム大会における第0試合「ニュージャパンランボー」で、バトルロイヤル形式ながらプロレス学校時代のコーチでもあるヒロ斎藤と初対戦した[4]

5月、BEST OF THE SUPER Jr.に初出場。大会前には優勝を宣言するも、リーグ戦全敗で予選敗退となった。

11月17日、DDTの後楽園大会に参戦し棚橋弘至とのタッグでHARASHIMA大家健と対決。YOHもHARASHIMAの蒼魔刀(ダブルニーアタック)を上手く受け止め、逆エビ固めに切り返すなど善戦したが、最後はHARASHIMAの蒼魔刀に沈んだ。

無期限海外遠征へ

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2016年1月、「CMLL FANTASTICA MANIA 2016」での試合を最後に同期の田中と共に小松のCMLLへの無期限海外遠征が決定した。リングネームは風神(Fujin)。

2016年2月2日、アレナコリセオにてOKUMURA雷神とのタッグで、CMLLデビュー。対戦相手はストゥーカエスフェンヘレイ・コメタ

2016年4月、「CMLL Torneo Gran Alternativa 2016」のタッグトーナメントにレイ・エスコルピオンと出場。Aブロック一位通過。決勝で初のアレナ・メヒコメイン出場を果たす。結果はボラドール・ジュニアとスフィンクスに敗れ準優勝となった。

2016年9月、田中とTHE TEMPURA BOYZとして拠点をアメリカに移す。リングネームはYOHEYであった。

2016年9月30日、THE TEMPURA BOYZとしてSHOと組みvsコルト・カバナダルトン・キャッスルROHデビューを果たす。

2017年7月1日、アメリカにて第5試合でヨシ・タツビリー・ガン、田中と組んでデビッド・フィンレー、棚橋、ジェイ・ホワイト、KUSHIDA組と戦った。

2017年7月3日、同にて第1試合にてヨシ・タツ&田中と組んでフィンレー、KUSHIDA、獣神サンダー・ライガー組と対戦。

新日本プロレス復帰

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2017年

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2018-07-21

2017年10月9日、両国大会にてYOHと改名しSHOと共に凱旋帰国。リコシェ田口隆祐組が持つIWGPジュニアタッグ王座に挑戦、合体技3Kでリコシェから勝利を収め初戴冠となった。以降、CHAOSに加入しロッキー・ロメロを加えたタッグチーム・ROPPONGI 3K(以下RPG 3Kと記述)として活動していく。

2019年

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3月6日、BUSHI&鷹木信悟組からIWGPジュニアタッグ王座を奪取。4月26日の広島大会で前王者組のリマッチを退け、通算3度目の戴冠にして初の防衛に成功した。

10月16日から開催されたSUPER Jr. TAG LEAGUE 2019に参戦。RPG 3K、石森太二&エル・ファンタズモ組、エル・デスペラード&金丸義信組の3チームが5勝2敗で公式戦を終了したが、直接対決の勝利により1位はデスペラード&金丸組、2位はRPG 3Kと決定した為、優勝決定戦に進出する[5]。11月3日、大阪府立体育会館大会で行われた優勝決定戦でリーグ1位のデスペラード&金丸を破り、前人未到の三連覇を果たした。しかし、この試合の終了後にファンタズモ、石森から襲撃され優勝トロフィーを強奪されこの遺恨がドームでのジュニアタッグタイトル戦に繋がる[6]

2020年

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1月5日、東京ドーム大会の第二試合で第60代王者組の石森&ファンタズモとIWGPジュニアタッグ王座戦を行う。試合はジュニアタッグならではのスピーディー&スリリングな攻防を展開。終盤、ファンタズモがベルト攻撃を狙うがロメロに阻止され、最後はファンタズモをRPG 3Kの新合体技STRONG Xで沈めIWGPジュニアタッグ王座奪還に成功[7]。6月16日から開催された「NEW JAPAN CUP 2020」ではBUSHIと1回戦を戦うが、エムエックスを決められ敗退。更に同試合で前十字靭帯を断裂し手術を受けた[8]と同時に、IWGPジュニアタッグ王座も返上となった。

2021年

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3月21日、仙台で開催された「NEW JAPAN CUP 2021」のオープニングでリング上に登場し、4月4日に復帰することをファンに宣言。同時にSHOとのタッグでデスペラード&金丸の持つIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を表明した[9]

4月4日、復帰戦となるIWGPジュニアタッグ選手権試合にて新技DIRECT DRIVEで金丸から勝利を収め、ジュニアタッグ王座5度目の戴冠を果たす。試合後、デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級王座への挑戦を表明。6月7日、デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級王座に初挑戦するも敗れた。その直後、YOHのタッグパートナーでもあるSHOと共に持つIWGPジュニアタッグ王座にBULLET CLUBの石森、ファンタズモから挑戦表明を受けることになる。

8月7日から行われた『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』では精彩を欠くシーンが目立ち、開幕3連敗の全てで自身が3カウントを奪われるなど不振が続く。更に4連敗を喫した8月16日の公式戦後には、SHOの裏切りに遭うと共に「オメー、もう終わりだろ? 引退しろや!」と罵声を浴びせられ、ROPPONGI 3Kは分裂する事となった。

9月4日、メットライフドームではSHOとシングルマッチを行うが、変貌を遂げたSHOのラフファイトの前にYOHが敗れた。更に試合後、SHOからは「YOHさん、だから何度も言わせないで下さいよ…引退しろって言ってんだろ!」と再び罵声を浴びせられ、SHOは自らヒールユニットである「BULLET CLUB」に加入した[10]

11月13日から開催されたBEST OF THE SUPER Jr.28では、開幕4連敗を喫するもその後7連勝。優勝決定戦に進み高橋ヒロムに敗れはしたものの、準優勝となった。

2022年

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1月4日、東京ドームでのSHOとのシングルマッチはファイブスタークラッチで勝利するも、翌5日のNEVER無差別6人タッグ王座戦で敗北した。

NEW JAPAN CUPには2年連続でエントリーされ、3月2日の1回戦で棚橋弘至と対戦。試合はYOHが棚橋のドラゴンスープレックスで敗れたものの、試合後のコメントでは棚橋から「YOHはまだ、これからチャンスあると思うよ。」と励ましとも取れるコメントを受けた。

同年の『BEST OF THE SUPER Jr.29』にはAブロックでエントリーした。4勝5敗の負け越しに終わるも前年の優勝決定戦、更に5月1日の福岡大会でのシングルマッチで敗れたヒロムから勝利を挙げ、雪辱を果たした[11]

7月5日、後楽園ホール大会のメインイベントで後藤洋央紀YOSHI-HASHIとのタッグでNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦し、勝利。

9月23日、EVIL高橋裕二郎SHOに破れNEVER無差別級6人王座防衛に失敗[12]

10月29日、アメリカのニューヨーク大会にて行われたタッグマッチ後SHOに蹂躙されていたところをリオ・ラッシュによって救出され新たなタッグチームとなった。[13]

11月21日から始まったSUPER Jr TAG LEAGUE2022にエントリーされる。公式戦を7勝2敗で終え優勝決定戦に進出し、12月14日にて行われた優勝決定戦でエース・オースティンクリス・ベイ組に勝利し自身4度目の優勝を果たした。(YHOのパートナーはリオ・ラッシュ。)[14][15]

2023年

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1月4日、IWGPジュニアタッグのベルトに挑戦するも敗れた。(YOHのパートナーはリオ・ラッシュ。)[16]

2月5日、高橋ヒロムが所持するIWGPJrヘビー級ベルトに自身2度目の挑戦するも敗北。[17]

3月1日、『ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023〜』において第0試合のスペシャルプレゼントマッチに出場[18]

5月12日から始まったBEST OF THE SUPER Jr 30にエントリー。結果は準決勝戦に進んだエル・デスペラードや今大会の優勝者でもあるマスター・ワトに勝利を収め、6勝3敗と勝ち越した。しかし予選リーグで敗退し、準決勝戦には進めなかった。[19]

6月9日、両国国技館で行われた「ALL TOGETHER」では第0試合に出場。田口、ブラックめんそーれ、井上凌とタッグを組んで小峠篤司吉岡世起アレハンドロスペル・クレイジーと対戦。試合の最後は元GHCジュニアヘビー級王者であった小峠からDIRECT DRIVEで勝利を収めた。[20]

7月5日、『レック Presents NJPW STRONG INDEPENDENCE DAY』にて当初は通常のタッグマッチを予定されていたが、ロッキー・ロメロのマイクアピールによりクラーク・コナーズドリラ・モロニーが所持するIWGPJrタッグのベルトに電撃挑戦。だが、結果はYOHのパートナーであるロッキー・ロメロが負けてしまった。[21]

8月20日、『LEC Presents All Star Jr. Festival U.S.A. 2023』に出場。第1試合においてマット・サイダルとタッグを組みBUSHI、シュン・スカイウォーカー組と戦い、BUSHIをファイブスタークラッチで丸め込み勝利した。[22]

8月21日、『Multiverse United 2: For Whom The Bell Tolls』にエントリー。第1試合のJr. HEAVYWEIGHT/X-DIVISION スクランブルマッチに出場したが、クリス・セイビンからフォール負けを喫した[23]

10月7日、宮城大会のメインイベントであるイリミネーションマッチにてIWGPJrチャンピョンのヒロムからピンフォール勝ちを収めた。そして10月9日の両国大会にて行われる予定であったヒロムVSマイク・ベイリーVSラッシュのIWGPJrヘビー級選手権試合にて、リオ・ラッシュが欠場したことによりYOHが代打で出場した。(自身3度目の挑戦)YOHも惜しいところまで追い込んだが、ヒロムに直接ピンフォールを獲られベルト獲得とはならなかった[24][25]

10月21日から始まったSUPER Jr TAG LEAGUE 2023に出場。当初、昨年共に優勝したパートナーのラッシュと元々出場する予定だったが、ラッシュの体調不良による欠場によりみちのくプロレスMUSASHIと”武蔵小松”として出場。結果はYOHの4勝5敗で優勝決定戦に出場できなかったが、優勝チームであるCatch2/2に勝利するなどインパクトを残すことができた[26][27]

2024年

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1月4日に行われたWRESTLE KINGDOM18の第0試合の「KOPW 2024」進出権争奪ニュージャパンランボーにエントリー。見事最後の4人まで残ることができ、翌日に行われる「KOPW 2024」決定戦4WAYマッチ進出権を獲得したが、翌日の試合では負け、KOPWを獲得することはできなかった[28][29]

2月23日、元パートナーのSHOエル・デスペラードからIWGPJrヘビー級王座を戴冠。その翌日、10人タッグマッチの試合後SHOからベルトを持ち逃げ。そこで、3月20日の新潟大会では金丸義信とシングルマッチをし、勝利。そこからベルト挑戦へとつなげた。[30][31][32][33]

4月6日、両国国技館大会にてSHOとIWGPJrヘビー級選手権試合が行われたが、試合序盤に受け身をとった際に左肩を脱臼してしまい、レフェリーストップにより試合時間1分36秒で敗北。元パートナーとの夢の対決が実現することはなかった[34][35]

5月11日から始まったBEST OF THE SUPER Jr.31にエントリーする予定だったが、左肩を負傷したため、欠場となり、代打でKUSHIDAが出場した。[36]

10月13日両国大会にて、会場の開場を待つお客の横を叫び声をあげながら通過し、一番乗りで会場入り。そのままほぼ無人のリングに上がると肩の怪我の完治と復帰を宣言した。 [37]

エピソード

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  • 少年時代のYOHはワンパクな性格で、プロレスごっこの相手が欲しかったことからプロレスに無関心だった友達に対して積極的にプロレスの宣伝活動を行っていた[1]
  • プロレスを知り、ファンになったキッカケは父親であると公言しており、もしもYOHの父親がプロレスファンでなければプロレスラーになることはなかったと言い切るほど。プロレスラーになることを志した中学時代、当時入部していた柔道部引退の送別会に参加していた全員の前で、「レスラーになる気があるのか? お前じゃムリだろう。なれるもんならなってみろ」と発破を掛けられたことがあり、そのお陰で自身のプロレスラーになるという気持ちをさらに強くさせたという[1][2]。2011年にプロレス学校に入学するべきかどうか相談した時は「金は出してやる」「そこで決めてこい」と言葉を掛けられ、泣きじゃくりながらこの父親の子で良かったと当時の心境を振り返っている[1]
  • YOHと同様、東北出身者でもある元プロ野球選手・監督の中畑清福島県出身)を恩師としている。これはYOHが中学校時代、中畑の野球教室に参加したことがあるため。2014年には、11年ぶりに再会した[38]

タイトル歴

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新日本プロレス

得意技

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元タッグパートナーのSHOとは比べ、YOHの場合は比較的従来のジュニアヘビー級に則ったファイトスタイルが特徴。かつての藤波辰爾の技を源流としたクラシカルなスタイル(ドラゴン殺法)も取り入れている。また2023年以降、相手選手の真似や煽り等の挑発行為を要所に織り交ぜたファイトスタイルも見せるようになった。

DIRECT DRIVE (ダイレクト・ドライブ)
前屈みとなった相手の両腕をリバース・フルネルソンの体勢で捕らえ、持ち上げると同時に捻りを加えながら倒れこみ、相手を頭頂部からマットに突き刺す旋回式ダブルアームDDT。現在のYOHのフィニッシャーであり、初披露は2021年4月4日の復帰戦。なお、YOHもこの技で鈴木軍の金丸からピンフォール勝ちを収め、IWGPジュニアタッグ王座返り咲きに成功している。
ファルコン・アロー式牛殺し
ファルコンアローの要領で持ち上げ、後藤洋央紀の得意技でもある牛殺しのように自らの膝に後頭部を叩きつける。こちらはDIRECT DRIVE (上記フィニッシャー)への繋ぎとして使用。
ボディースラム式牛殺し
BOS OF THE SUPER Jr.30の開幕戦であるVSロビー・イーグルス戦にて公開した。[39]
リバースフランケンシュタイナー
2023年1月5日の後楽園大会にて、ヒロムに対し放ってからフィニッシュへの繋ぎとして利用している技。[40]
スターゲイザー(アウト・オブ・プリント)
AJスタイルズのカーフキラーと同じ技。
真正面から相手の内股に自身の左足を差し込み相手の左足に絡め前転をして相手を後方に倒し、そこから更に回転をさせて相手をうつ伏せにしてしまい、自身の左足を巻き込む形で相手の左足からつま先を自身の両手で掴み後方に体重をかけて絞り上げる技。
ドラゴン・スープレックス・ホールド
2019年4月26日、広島でのIWGPジュニアタッグ防衛戦(相手はBUSHI・鷹木組)でBUSHIを相手にフィニッシャーとして使用された。YOH曰く、今後はドラゴン殺法で行くとのこと。
ジャーマン・スープレックス・ホールド
ドラゴンスクリュー
ファイナル・カット
ファイブスタークラッチ
ジャパニーズ・レッグロールクラッチの体勢で相手を押さえ込む技。通常と違うのは自身の手で相手の手首を握り、返されにくくしている所である。2018年のBEST OF THE SUPER Jr.で多く使われた。
飛び付き式コンプリート・ショット
相手に飛びついて大きく下半身を振りかぶって勢いをつけながら落とす変型のフラット・ライナー。
スーパーキック
ランニングダブルニーアタック
風神としてCMLL参戦して以降使用しているフィニッシュ・ホールド
ランニング・カッター
自身が助走し、相手に向いランニング・カッターを決める技。
ROLL of K
YOHのヤングライオン時代のフィニッシュ・ホールド。相手が走ってきたところにスライディングしながら片足を取り、掴んだまま自らは後転しそのまま逆片エビ固めを決める。2013年の初勝利時から使用しているが、当初は単に「逆片エビ固め」との表記であった。技名は、2016年に週刊プロレス誌上で命名。
ウルトラタイガードロップ
2015年のBEST OF THE SUPER Jr.から使用している。
ファルコン・アロー
凱旋後は主に繋ぎ技として使用。
初出場となったNEW JAPAN CUP2020では相手の足を4の字に交差させた状態でブレーンバスターで相手を持ち上げ、ファルコン・アローの体勢で相手の脳天をマットに叩きつける技を公開した。

合体技

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3K
3K
SHOがフラップジャックで相手を上げたところにYOHがコンプリートショットを決める合体のフェイスバスター。この技でIWGPJrタッグ王座初戴冠となった。3k解散後はリオ・ラッシュと共演。
ダブル・ジャンピング ニーアタック
カナディアンバックブリーカ式フェイスバスター+カッター
SHOがカナディアン・バックブリーカーの体勢から、相手を前方に反転させフェイスバスターで相手を投げてYOHがランニングカッターで決める技。
STRONG X
SHOのショックアローとYOHのコーナーからのダイビングフットスタンプの合体技。ROPPONGI 3Kにおける現在のYOHのフィニッシャー。2020年1月5日東京ドーム2連戦2日目に初披露。コンセプトは、監督のロッキー・ロメロがかつてバレッタと共に使用していた合体技「ストロング・ゼロ」。(バレッタのデュードバスターとロメロのコーナーミサイルキックの合体技。)

入場曲

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Resolution
ヤングライオン時代に使用していた入場曲。
Transient Happiness(DOPING PANDA
CMLLで使用していた入場曲。
ROPPONGI 3K Theme
SHO、ロッキー・ロメロとのタッグ戦で使用していた入場曲。
explosion (jizue
2021年4月4日からSHOとのタッグ戦で使用していた入場曲。
Going Down Fighting(磯部正文
2020年6月23日より使用している入場曲。

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時野球部に嫌いな先輩がいたことから、「辞める口実に丁度いい」という気持ちもあったと吐露している[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 参考文献『週刊プロレス』2015年9月2日号、頁71 - 74掲載 「レスラーヒューマンストーリー<268>~小松洋平編」より。
  2. ^ a b c プロレス学校出身! 両親の影響で3歳からプロレス好き! 11・19『NEVER』でデビューする新人・小松洋平に直前インタビュー!”. 新日本プロレス公式ウェブサイト. 2012年11月18日閲覧。
  3. ^ NEVER 第1試合 新日本プロレス公式ウェブサイト
  4. ^ 新日本1.4東京ドーム大会 棚橋vs.オカダのIWGP戦、中邑vs.飯伏のIC戦、鈴木vs.桜庭”. バトルニュース (2014年1月5日). 2015年10月26日閲覧。
  5. ^ 保険見直し本舗 Presents POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~ 特設サイト 2019/10/16-2019/11/03”. www.njpw.co.jp. 2020年7月17日閲覧。
  6. ^ POWER STRUGGLE – 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪) 2019/11/3 – 第6試合”. www.njpw.co.jp. 2020年7月17日閲覧。
  7. ^ WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム – 東京・東京ドーム 2020/1/5 – 第2試合 60分1本勝負 – IWGPジュニアタッグ選手権試合”. www.njpw.co.jp. 2020年7月17日閲覧。
  8. ^ YOH『膝について』”. Roppongi3k YOHオフィシャルブログ「立ち話もなんですから」Powered by Ameba. 2020年7月17日閲覧。
  9. ^ YOHが4.4両国での復帰を表明! IWGP Jr.タッグ王座挑戦を要望!【オープニング】”. www.njpw.co.jp. 2021年3月25日閲覧。
  10. ^ "【新日本】SHOがYOHとの因縁対決制す…衝撃バレットクラブ加入で「マーダー・マシン」に". 東スポWeb. 東京スポーツ新聞社. 4 September 2021. 2021年9月13日閲覧
  11. ^ 【特設】BEST OF THE SUPER Jr.29”. www.njpw.co.jp. 2022年8月9日閲覧。
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  13. ^ 【新日本】リオ・ラッシュ「必要なら俺を頼りにしてくれ」YOHとタッグ、“新3K”結成か - プロレス : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年4月7日閲覧。
  14. ^ WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022 – 愛媛・宇和島市総合体育館”. www.njpw.co.jp. 2024年4月7日閲覧。
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  18. ^ 3/1 ALL STAR Jr. FESTIVAL-夢の顔合わせ続出のジュニアの祭典は大成功。メインを任されたワト「ジュニアの未来はオレたちに任せてください」 レック Presents ジュニア夢の祭典 ~ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023~”. 週刊プロレスモバイルプレミアム. ベーボールマガジン社 (2023年3月1日). 2023年3月5日閲覧。
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  40. ^ NEW YEAR DASH!! – 東京・大田区総合体育館 2023/1/5 – 第4試合 30分1本勝負”. www.njpw.co.jp. 2024年4月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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