明円寺 (福山市)
広島県福山市にある真宗大谷派の寺院
明円寺(みょうえんじ)は、広島県福山市鞆町にある真宗大谷派の寺院。山号は松江山。本尊は阿弥陀如来。
明円寺 | |
---|---|
本堂 | |
所在地 | 広島県福山市鞆町後地1352 |
位置 | 北緯34度23分01.5秒 東経133度22分42.3秒 / 北緯34.383750度 東経133.378417度座標: 北緯34度23分01.5秒 東経133度22分42.3秒 / 北緯34.383750度 東経133.378417度 |
山号 | 松江山 |
宗派 | 真宗大谷派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 承久年間 |
開基 | 空円 |
正式名 | 松江山宝泉院明円寺 |
法人番号 | 6240005008521 |
歴史
編集承久年間、沼隈郡山田村に建立された小坊が始まりとされる。当初は天台宗であったが、暦仁元年(1238年)山南村(現・福山市沼隈町)光照寺の明光の導きで浄土真宗に改宗。文明年間、山田村領主から日蓮宗への改宗を迫られたが改宗を拒み、鞆の浦に移転した。石山合戦時は、10代住職長存が備後門徒を集め、「進者往生極楽、退者無間地獄」の旗を掲げて奮戦し、東本願寺設立にも尽力した。その功績により本願寺12代教如から「松江山明円寺」の寺号を賜った[1]。境内には鞆ノ平武右衛門の墓がある。民俗学者の沖浦和光の父方の菩提寺[2][3]。