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エゾカワラナデシコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エゾカワラナデシコ
エゾカワラナデシコの花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ナデシコ亜綱 Caryophyllidae
: ナデシコ目 Caryophyllales
: ナデシコ科 Caryophyllaceae
: ナデシコ属 Dianthus
: エゾカワラナデシコ
D. superbus
学名
Dianthus superbus L.
var. superbus
和名
エゾカワラナデシコ

エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の1種。学名はDianthus superbus L. var. superbus[1][2]

北海道、本州中部以北、ユーラシア中部以北に分布する多年草[2]。花期は 6 - 9 月で、茎の基部に、先が尾状に急に細くなるが 2 対あり[3]、その下部の 1 対は大きい[2]。がく片の長さは 2 - 3センチメートル (cm) となる[2]

種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用がある[3]。民間療法では、種子8グラムを水400 ccで半量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用する用法が知られるが、妊婦へは使用禁忌とされる[3]

変種

  • カワラナデシコ Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams は苞が 3 - 4 対あり、がく片が 3 - 4 cmと長いところが本種とは異なる[2]

脚注

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList
  2. ^ a b c d e 『日本の野生植物』 (1999)、p.41
  3. ^ a b c 馬場篤 1996, p. 84.

参考文献

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  • 佐竹義輔大井次三郎北村四郎 他『日本の野生植物 草本II離弁花類』平凡社、1999年。ISBN 4-582-53502-X 
  • 馬場篤『薬草500種-栽培から効用まで』大貫茂(写真)、誠文堂新光社、1996年9月27日、84頁。ISBN 4-416-49618-4 

外部リンク

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