クリスティン・スコット・トーマス
デイム・クリスティン・スコット・トーマス Dame Kristin Scott Thomas | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年撮影 | |||||||||||||||||||||||||||
本名 | Kristin Ann Scott Thomas | ||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1960年5月24日(64歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド コーンウォール州 | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、舞台 | ||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1984年 - | ||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | フランソワ・オリヴェン(1987年 - 2005年) | ||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||
『フォー・ウェディング』 『ミッション:インポッシブル』 『イングリッシュ・ペイシェント』 『モンタナの風に抱かれて』 『ランダム・ハーツ』 『ゴスフォード・パーク』 『ずっとあなたを愛してる』 『サラの鍵』 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
備考 | |||||||||||||||||||||||||||
レジオン・ドヌール勲章(2005年) |
デイム・クリスティン・スコット・トーマス(Dame Kristin Scott Thomas, DBE, 1960年5月24日 - )は、イギリスの女優。
来歴
[編集]イングランド、コーンウォール州出身。実父も継父も飛行機のパイロットで、どちらも事故死している[1][2][3]。ドーセットで過ごし、19歳でフランスに移った[4]。女優のセレナ・スコット・トーマスは妹。
映画初出演となった『プリンス/アンダー・ザ・チェリームーン』でいきなりラジー賞の最低助演女優賞にノミネートされてしまうなど、キャリアの初期では苦労が多かったが、その後、1994年公開の『フォー・ウェディング』で英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞主演女優賞の候補となった。
ロンドンのセントラル・スクール・オブ・スピーチ&ドラマ及びパリの国立舞台芸術技術学院で学び、フランス語が堪能なため、自分が出演した作品のフランス語版を自ら吹き替えることもある。
2008年、アントン・チェーホフの『かもめ』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。
2010年、第63回カンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーの司会を務めることが決定した。
2014年2月、「今後、映画に出演することはない」と発表した。年齢を重ねるにしたがって、与えられる役の幅が狭まってきたことが主な理由である[5]。しかし、現在でも尚女優として活動している。
私生活
[編集]フランス人医師と結婚し、三児をもうけたが18年の結婚生活ののち離婚した。
シャーロット・ランプリング、ジェラール・ドパルデュー、ジェーン・バーキンや『イングリッシュ・ペイシェント』で共演したジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズとも親しい間柄である。
2003年にはOBE(大英帝国勲章第4位)、2015年にはDBE(大英帝国勲章第2位)に叙され、Dame(ディム)の称号を持つ他、2005年にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章している。
主な出演作品
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1984 | ミストラルの娘 Mistral's Daughter |
ナンシー | テレビ・ミニシリーズ |
1985 | プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン Prince under the Cherry Moon |
メアリー・シャロン | |
1988 | ハンドフル・オブ・ダスト A Handful of Dust |
ブレンダ・ラスト | |
第十の男 The Tenth Man |
テレサ | テレビ映画 | |
1990 | スパイメーカー The Secret Life of Ian Fleming |
レダ | テレビ映画 |
仕組まれた男 Leda St Gabriel |
ケイト | テレビ映画 | |
1991 | 愛を止めないで Aux yeux du monde |
教師 | |
1992 | いまは涙を忘れて Weep No More, My Lady |
エリザベス | テレビ映画 |
赤い航路 Bitter Moon |
フィオナ | ||
1994 | フォー・ウェディング Four Weddings and a Funeral |
フィオナ | 英国アカデミー賞助演女優賞 受賞 |
1995 | リチャード三世 Richard III |
レディ・アン | |
エンジェル&インセクト/背徳の館 Angels and Insects |
マティ | ||
1996 | ガリバー/小人の国・大人の国 Gulliver's Travels |
門衛 | テレビ映画 |
ミッション:インポッシブル Mission: Impossible |
サラ・デイヴィス | ||
イングリッシュ・ペイシェント The English Patient |
キャサリン | アカデミー主演女優賞 ノミネート | |
1998 | モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer |
アニー・マクレーン | |
1999 | ランダム・ハーツ Random Hearts |
ケイ・チャンドラー | |
2000 | 真夜中の銃声 Up at the Villa |
メアリー・パントン | |
2001 | 海辺の家 Life as a House |
ロビン・キンボール | |
ゴスフォード・パーク Gosford Park |
シルヴィア・マッコードル夫人 | ||
2004 | ルパン Arsène Lupin |
ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人 | |
2005 | キーピング・ママ Keepig Mum |
グロリア・グッドフェロー | |
2006 | 唇を閉ざせ Ne le dis à personne |
ヘレン・パーキンス | |
2007 | ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass |
ステルマリア | 声の出演 |
2008 | ずっとあなたを愛してる Il y a longtemps que je t'aime |
ジュリエット・フォンテイン | ヨーロッパ映画賞女優賞 受賞 |
ブーリン家の姉妹 The Other Boleyn Girl |
エリザベス・ブーリン | ||
ラルゴ・ウィンチ Largo Winch |
アン・ファーガソン | ||
2009 | お買いもの中毒な私! Confessions of a Shopaholic |
アレット・ネイラー | |
熟れた本能 Partir |
スザンヌ | ||
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ Nowhere Boy |
ミミ・スミス | ||
2010 | ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて Crime d'amour |
クリスティン | |
サラの鍵 Elle s'appelait Sarah |
ジュリア・ジャーモンド | ||
2011 | 砂漠でサーモン・フィッシング Salmon Fishing in the Yemen |
パトリシア・マクスウェル | |
イリュージョン La femme du Vème |
Margit | ||
2012 | ベラミ 愛を弄ぶ男 Bel Ami |
ヴィルジニー・ルセ | |
危険なプロット Dans la maison |
ジャンヌ・ジェルマン | ||
2013 | オンリー・ゴッド Only God Forgives |
クリスタル | |
2014 | パリ3区の遺産相続人 My Old Lady |
クロエ・ジラール | |
2015 | フランス組曲 Suite Française |
アンジェリエ夫人 | 日本公開は2016年1月[6] |
2017 | ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 Darkest Hour |
クレメンティーン・チャーチル | [7] |
サリー・ポッターのパーティー The Party |
ジャネット | ||
2018 | トゥームレイダー ファースト・ミッション Tomb Raider |
アナ・ミラー | |
パリに見出されたピアニスト Au bout des doigts |
女伯爵 | ||
2020 | レベッカ Rebecca |
ダンヴァース夫人 | |
2022- | 窓際のスパイ
Slow Horses |
ダイアナ | テレビシリーズ |
参照
[編集]- ^ Kristin Scott Thomas Biography (1960–)
- ^ “Kristin Scott Thomas learning to be herself”. The New Zealand Herald. The Observer. (7 March 2008) 13 October 2011閲覧。
- ^ thePeerage.com :: View topic – Scott Thomas family update
- ^ Anstead, Mark (10 June 2007). “On the move Kristin Scott Thomas”. The Times (London) 7 May 2010閲覧。
- ^ “Kristin Scott Thomas Quits Film”. 2014年2月4日閲覧。
- ^ “ミシェル・ウィリアムズ主演作予告編、フランス人女性とドイツ人将校の許されぬ愛”. 映画ナタリー (2015年11月10日). 2015年11月10日閲覧。
- ^ “ゲイリー・オールドマン主演のチャーチル伝記映画、2017年秋に全米公開”. 映画.com. (2016年9月13日) 2016年9月13日閲覧。