サン・ジョルジュ (チーズ)
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サン・ジョルジュ Queijo São Jorge[1] | |
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分類 | セミハード[2][3]またはハード[4] |
原料 | 牛乳 |
原産国 | ポルトガル |
原産地 | アゾレス諸島サン・ジョルジュ島 |
生産場所 | 酪農場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒状 |
大きさ |
通常直径25-30cm 高さ10-15cm[4] |
重量 | 8,000 - 12,000g |
脂肪分 | 45%以上 |
表皮 | 本文参照 |
熟成 | 3箇月[4]とも120日以上とも。場所は適度な換気のある、常温または12 - 14℃、相対湿度80 - 85%に保たれた部屋[4]。 |
呼称統制 | PDO (1996年11月[4]) |
サン・ジョルジュ(ポルトガル語: Queijo São Jorge[1])はポルトガル領アゾレス諸島のサン・ジョルジュ島で生産される、牛乳を原料としたチーズ。セミハードまたはハードタイプに分類される。
起源について、少なくとも19世紀には生産されていたと見られるが[4]、大航海時代の15世紀に移入されていたとも言われる[2]。1996年11月にEUの原産地名称保護制度におけるPDO認定を受けている[4]。
表皮は淡いオレンジ色で光沢があり手触りはなめらかであるが、これは加工によるものではなく、自然にそのようになる[2]。ただし、色については濃い黄色という評価を受ける製品もあるし、パラフィンなどでコーティングされるケースもある[4]。直径15cmのゴールドメダル風なラベルが添付され、この金地に赤か黒で銘柄と図柄が表示される[4]。
中身は表皮と似て黄色のテクスチャを見せ、気泡が点在し、かたいものの、もろくボロボロと崩れやすい[2][4]。
味はチェダーチーズやカンタルを思わせる風味と辛みもある[2]。ポートワインとあわせて食すのがよい[2]。
脚注
[編集]- ^ a b Queijoは日本語ではケイジョと表記される、チーズをさすポルトガル語。本項における日本語表記では『チーズ図鑑』(本間, 増井 & 山田 2009) にならいケイジョを省略している。
- ^ a b c d e f 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、185頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り (本間, 増井 & 山田 2009, p. 185) による。
- ^ a b c d e f g h i j “指定前の公示(第50号):農林水産省”. 農林水産省 (2017年7月11日). 2018年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月23日閲覧。 “Queijo S. Jorge (ケイジョ サン ジョルジュ)”
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、サン・ジョルジュ (チーズ)に関するカテゴリがあります。