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パゴパゴ (アメリカ領サモア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パゴパゴ
Pago Pago
Panhg-oh Panhg-goh
位置
アメリカ領サモアの地図の位置図
アメリカ領サモアの地図
パゴパゴの位置の位置図
パゴパゴの位置
地図
地図
座標 : 南緯14度16分46秒 西経170度42分2秒 / 南緯14.27944度 西経170.70056度 / -14.27944; -170.70056
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
 準州 アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
 地区 東地区英語版
 郡 Ma'Oputasi郡
 村 パゴパゴ
地理
面積  
  村域 8.88 km2
標高 9 m (30 ft)
人口
人口 2010年4月1日現在)
  村域 3,656人
    人口密度   411.7人/km2
その他
等時帯 サモア標準時 (UTC-11)
ZIPコード 96799
市外局番 +1 684
公式ウェブサイト : http://www.pagopago.com/

パゴパゴ英語: Pago Pago [ˈpɑːŋɡˈpɑːŋɡ]サモア語: Panhg-oh Panhg-goh)は、アメリカ領サモア首都である。人口は3,656人(2010年アメリカ国勢調査[1])。アメリカ領サモア最大の島であるトゥトゥイラ島に位置する。

「パゴパゴ」は綴りの通りの発音であり、実際の発音は「パンゴーパンゴー」である[2]

概要

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「パゴパゴ」の「パゴ」は、現地語で「暗い」を意味する。2回繰り返されているが、意味は変わらず、パゴパゴは同様に「暗い」を意味する[3]

パゴパゴはオセアニア地域において重要な港である。しかし、パゴパゴ港の海産物は重金属などの汚染物質により、食べるのには注意が必要である。

街にはツナ缶の工場が存在する。

気候

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ケッペンの気候区分では熱帯雨林気候(Af)に属する。

パゴパゴの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 35
(95)
37
(99)
35
(95)
35
(95)
34
(93)
35
(95)
33
(91)
33
(92)
33
(92)
34
(94)
35
(95)
34
(94)
37
(99)
平均最高気温 °C°F 30.9
(87.6)
31.1
(88.0)
31.2
(88.1)
30.8
(87.5)
30.1
(86.2)
29.4
(85.0)
29
(84.2)
29.1
(84.3)
29.6
(85.3)
29.9
(85.8)
30.3
(86.6)
30.8
(87.4)
30.2
(86.3)
日平均気温 °C°F 28.1
(82.6)
28.3
(82.9)
28.3
(82.9)
28.1
(82.5)
27.7
(81.8)
27.3
(81.1)
26.9
(80.4)
26.9
(80.4)
27.3
(81.1)
27.5
(81.5)
27.8
(82.1)
28.1
(82.5)
27.69
(81.82)
平均最低気温 °C°F 25.3
(77.6)
25.4
(77.7)
25.4
(77.8)
25.3
(77.6)
25.3
(77.5)
25.1
(77.1)
24.8
(76.6)
24.7
(76.5)
24.9
(76.9)
25.1
(77.2)
25.3
(77.5)
25.3
(77.6)
25.2
(77.3)
最低気温記録 °C°F 19
(67)
18
(65)
17
(63)
20
(68)
18
(65)
16
(61)
17
(62)
16
(60)
17
(62)
15
(59)
16
(60)
18
(65)
15
(59)
降水量 mm (inch) 376.7
(14.83)
321.6
(12.66)
296.2
(11.66)
279.9
(11.02)
269.5
(10.61)
152.7
(6.01)
164.1
(6.46)
160
(6.30)
193.5
(7.62)
256.8
(10.11)
287
(11.30)
368.6
(14.51)
3,126.5
(123.09)
平均降水日数 (≥0.01 in) 24.0 21.4 23.8 22.1 20.1 19.1 19.3 17.8 17.9 20.9 20.8 23.1 250.2
出典:NOAA (normals)[4]


文学作品におけるパゴパゴ

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モームの代表的短編小説である「雨」の舞台である。

また、景山民夫の『遠い海から来たCOO』は「パゴパゴ島」を舞台とするが、「パゴパゴ島」はフィジーの島という設定であり、パゴパゴがある島はトゥトゥイラ島であるため、アメリカ領サモアのパゴパゴとは無関係である。なお、同作の中で「パゴパゴ」はパパイヤを意味するとされている。

交通

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外部リンク

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出典

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  1. ^ Citypopulation.de/American Samoa
  2. ^ Harris, Ann G. and Esther Tuttle (2004). Geology of National Parks. Kendall Hunt. Page 604. ISBN 9780787299705.
  3. ^ 世界地図から地名の起源を読む方法 (ISBN 4-309-50227-X)
  4. ^ NOWData - NOAA Online Weather Data”. National Oceanic and Atmospheric Administration. November 22, 2012閲覧。