マルコヴィッチの穴
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マルコヴィッチの穴 | |
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Being John Malkovich | |
監督 | スパイク・ジョーンズ |
脚本 | チャーリー・カウフマン |
製作 |
マイケル・スタイプ サンディ・スターン スティーヴ・ゴリン ヴィンセント・ランディ |
製作総指揮 |
チャーリー・カウフマン マイケル・クーン |
出演者 |
ジョン・キューザック キャメロン・ディアス キャサリン・キーナー チャーリー・シーン ジョン・マルコヴィッチ |
音楽 | カーター・バーウェル |
撮影 | ランス・アコード |
編集 | エリック・ザンブランネン |
配給 |
USAフィルムズ アスミック・エース |
公開 |
1999年9月2日 2000年9月23日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $13,000,000[1] |
興行収入 | $22,863,596[1] |
『マルコヴィッチの穴』(Being John Malkovich)は、1999年に制作された スパイク・ジョーンズ監督、チャーリー・カウフマン脚本によるアメリカ合衆国の映画。
概要
[編集]スパイク・ジョーンズの初監督作品であるが、「ジョン・マルコヴィッチの頭に通じる穴を見つける」という奇想天外な脚本が受け、脚本を担当したチャーリー・カウフマンは数々の賞を受賞した。
ロケーションにはリンカーン・センターが使われた。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
人形師のクレイグと、ペットショップ店員の妻ロッテは倦怠期の夫婦。クレイグは定職に就こうと、天井が低くて立つことのできない7階と8階の間=7と1/2階にある "LesterCorp" に事務員として就職する。
ある日、クレイグはオフィスの壁に穴を発見する。それは15分間だけ俳優ジョン・ホレイショ・マルコヴィッチの頭の中に繋がるという不思議な穴だった。これを使い、上司のマキシンと共に商売を始めるが、マルコヴィッチの穴は、彼と妻ロッテの人生を大きく狂わせていくことになる。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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クレイグ・シュワルツ | ジョン・キューザック | 田中秀幸 |
ロッテ・シュワルツ | キャメロン・ディアス | 佐々木優子 |
マキシン | キャサリン・キーナー | 田中敦子 |
ジョン・ホレイショ・マルコヴィッチ | ジョン・マルコヴィッチ | 屋良有作 |
レスター社長 | オーソン・ビーン | 稲垣隆史 |
チャーリー | チャーリー・シーン | 小杉十郎太 |
フロリス | メアリー・ケイ・プレイス | 佐藤しのぶ |
初めての客 | W・アール・ブラウン | 岩崎ひろし |
ドン | レジナルド・C・ヘイズ | 松本大 |
マーティン船長 | バーン・ピヴェン | 秋元羊介 |
ラリー(エージェント) | カルロス・ジャコット | 鉄野正豊 |
ジョンソン・ヘイワード | リチャード・ファンシー | 秋元羊介 |
タクシーの運転手 | ケヴィン・キャロル | 稲葉実 |
エレベーターの女性 | オクタヴィア・スペンサー | 茂呂田かおる |
- その他の日本語吹替:小室正幸、沢谷有梨、清水敏孝、小林希唯、水間真紀、ミルクマン斉藤、松久淳
- 日本語版制作スタッフ:プロデューサー:細谷衣里、演出:高橋剛、翻訳:石原千麻、調整:菊池悟史、日本語版制作:アスミック・エース・エンタテインメント株式会社、ACクリエイト株式会社
- 本人役:ブラッド・ピット(セリフなし)
- 本人役:ウィノナ・ライダー
- クリストファー・ビング:デヴィッド・フィンチャー
- 本人役:ショーン・ペン
- 舞台俳優:ゲイリー・シニーズ
- ウィリー・ローマン:ダスティン・ホフマン
- 本人役:ハンソン
評価
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは134件のレビューで支持率は94%、平均点は8.20/10となった[2]。Metacriticでは36件のレビューを基に加重平均値が90/100となった[3]。
受賞・ノミネート
[編集]- 第56回ヴェネツィア国際映画祭 国際批評家連盟賞
- 第25回ドーヴィル映画祭 グランプリ、批評家賞
- ナショナル・ボード・オブ・レビュー ベスト10
- ロサンゼルス映画批評家協会賞 脚本賞
- 第65回ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞、助演女優賞、処女作賞
- ボストン映画批評家協会賞 最優秀脚本賞
- 第72回アカデミー賞 監督賞、助演女優賞、オリジナル脚本賞 (ノミネート)
- 第57回ゴールデングローブ賞 作品賞、助演男優賞、助演女優賞 (ノミネート)
参考文献
[編集]- ^ a b “Being John Malkovich”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年2月6日閲覧。
- ^ “Being John Malkovich (1999)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “Being John Malkovich Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月28日閲覧。
関連項目
[編集]- 『弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽』(バルトーク作曲):第2楽章が人形劇シーンのBGMとして使用されている。
外部リンク
[編集]- 公式サイト - ウェイバックマシン(2016年10月1日アーカイブ分)
- CINEMA TOPICS ONLINE(2013年4月25日時点のアーカイブ)
- マルコヴィッチの穴 - allcinema
- マルコヴィッチの穴 - KINENOTE
- マルコヴィッチの穴 - MOVIE WALKER PRESS
- Being John Malkovich - オールムービー
- Being John Malkovich - IMDb