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滑液

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

滑液(かつえき)とは、関節の関節腔を満たす液体である。

概要

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滑膜性連結の一般的な構造。赤色が関節を包む関節包で、その内層が滑膜。水色は関節軟骨。

関節とはと骨の連結を言い、骨と骨が線維性の組織により結合される線維性連結、骨と骨が軟骨により結合される軟骨性連結、骨と骨の連結部が関節包に覆われる滑膜性連結の3つに大別される。これらのうち3つ目が、一般に関節と呼ばれるものである。

滑膜性連結の一般的な構造は右図のとおりで、骨と骨の間に空隙がある(図の黒色の部分)。滑液はこの空隙(関節腔)を満たす。

性質・機能

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性質

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淡黄色透明で、ヒアルロン酸糖タンパク質を豊富に含む。滑膜(関節包の内層)の細胞から分泌される。

機能

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  • 関節の運動を滑らかにする:潤滑油として機能する。
  • 関節軟骨の栄養:成人の関節軟骨には血管リンパ管が少なく、滑液から酸素や栄養素を補給する。

参考文献

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