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研究不正 - 科学者の捏造、改竄、盗用 (中公新書) 新書 – 2016/4/19

4.4 5つ星のうち4.4 52個の評価

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データの改竄、成果の捏造…不正に手を染めた科学者は、何を思い、どのような結末を迎えたか。40を超える事例から、彼らの苦悩に迫る

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2016/4/19)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/4/19
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 302ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121023730
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121023735
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.5 x 17.4 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 52個の評価

著者について

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黒木 登志夫
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「研究不正や誤った実験などにより撤回された論文のワースト10に二人、ワ
ースト30に五人もの日本人が名を連ねている…ワースト一位も日本人である」。
こんな事実から始まる。
 アメリカで研究不正が取りざたされていた時には、
「研究不正は、大きな問題ではなく、科学は『完全かつ適切に』自己修正する…
と主張した…サイエンス誌の編集長…は…論文内容の九九.九九九九パーセント
は、正確で事実だ(としたが)…科学の『自己修正機能』は働かなかった。」 

 本書は一般論としての、あるべき研究の姿勢を述べた後、第二章で21の事例
(以降の章を合わせると42事例)を示し、三章・四章でその実態を、五章で「な
ぜ不正をするのか」、六章で「研究不正を監視する」という構成になっている。

 著者は黒木登志夫(敬称略)。がんの専門家。かなり書き慣れた文章で、素人
にも分かりやすい、要点を押さえており、いたずらに細かい点を説明することも
なく、簡潔にまとめられている。著者の「生真面目さ」は「出典引用リスト」が
200近く示されていることにも現れている。

 最初に取り上げた論文の事例は、「21の事例」の中では19番目にあたる。
「論文撤回ワースト1位は、わが国の麻酔科医YFである。…(YFに疑問を呈し
たドイツの専門家は)YFの論文の疑問を投稿した」。このような疑惑の浮上する
中で、周囲の(主に学内の専門家)研究者からは疑問がほとんど出されていなか
った。

 しかし結局は調査が入り、即座に「大甘な処分」である「諭旨免職処分」が下
されている。
何と「論文二一六報のうちねつ造論文一七二、ねつ造の根拠不足(不十分な疑惑)
の論分三七を数えた。ねつ造のない論文は三編のみ」。「あたかも小説を書くごと
く、研究アイデアを机上で論文として作成した」。

 著者と同じく医学畑の研究論文であるため、著者の怒りが直接伝わってくる。
「大甘の処分」、「(大量に)ねつ造するなど、感心するばかり」、「指導者…は共
著者…論文を一回も目にもしないで共著者になったとしか考えられない」、「月一
本のペースで二〇年間休まずに、英文で論文をでっち上げ」、「考えられないよう
な創作力の持ち主」。こう書き連ねている。

 中には著者が関わったケースもある。著者が「(不正研究)再発防止取り組み
検証委員会の委員長」となり、研究不正を実地で検証した。
「ホルモン核内受容体研究」という何だかよく分からない研究では、「研究不正
告発サイト」でその疑惑が報じられた。覆面告発者であった人が正式に東大に申
し立て、「SKは、理由を明らかにすることなく…辞職した」。
「このような不正行為が発生した原因・背景としては…著名な学術雑誌への論文
掲載を過度に重要視し」たことがあったのだろう。

 この事件のことはほとんど知らなかった。この不正の結果として、二名の教授
が辞職、大学院生の数名が学位を取り消された。調べるとネット上にその事件の
調査及び処分過程が載っている。「…氏ら計4名を懲戒解雇相当、1人を諭旨解
相当」とある。この4名には不正を行った当の教授は含まれない。甘い処分。

 「ピルトダウン人」については、邦訳された分厚い書があり、目を通してはい
たが、その本は内容が細かく読むのに苦労した。旧石器偽造事件については数冊
読んでいる。「研究不正」というテーマで一つだけの事例を追うのも、まるでミ
ステリーを読んでいるようで面白いのだが、本書のようにコンパクトにまとめら
れた本も読みでがある。

 「旧石器を発掘した神の手」では、あまりにも有名な事件を扱っている。教科
書の書き換えさえもおきたこの事件は重い結果をもつ。本書ではさほど詳しく内
情を示しているのではないが、著者の研究者としての良心が断を下している。

 著者が怒りをもっているのは、偽造を一人で行ったFではなく、その周囲の専
門家である。当事者の一人SはFの指導者的存在。Sは一切の責任を取らなかっ
た。偽造がばれても「そうか」と言ったのみであった。
 Sの弟子のOは「文化庁の主任文化財調査官」であり、「Fの偽造によって、前
期旧石器論争を決着」させ(つまり数十万年まえから日本列島には人が住んでい
た)た、そう「宣言」した。恥の塊のような、偽造石器の褒めようだ。

 偽造に気がつかない事自体が専門家としては失格。それでも責任を取らない。
偽造がばれた後に、所属を変え、著書を回収して訂正し新たに出版。
このOは、自分が被害者だと喚き散らす、「旧石器遺跡捏造事件」というトンデ
モ本を麗々しく上梓している。
 Fの恩師と言われた「学者」さんは、「Fは高卒。(大学に勤める私は)恩師で
はない」と言い放った。人間としての品位を疑う。

 学問を政治に売り払ったルイセンコ。スターリンの支持のもとに、
「メンデル遺伝学は、ブルジョワ理論である」とのことで、ソ連の科学界全体を
牛耳った。このような人間がその「嘘」がばれた後でも、平気で人前に姿を見せ
る、その神経が分からない。

 著者は多くの事例で研究不正を行った人間を、「論文泥棒」、「生来のペテン師」、
「かなり悪質なねつ造」、「手品師」、「詐欺師」と表現する。著者の「冷静な怒り」
はとめどない。

 著者が明らかに一番激怒しているのが、事例18の「ノバルティス(製薬会社)
主導の研究不正」である。「自社の降圧剤ディオバンの販売成績を上げようとし
たノバルティス社によって仕組まれた、研究不正」だ。
「ほぼ一〇年にわたって行われた、大規模な臨床研究である。…学問的な野心で
はなく、自社降圧剤、ディオバンの売り上げを伸ばそうとしたノバルティス社の
よこしまな野心で貫かれていた臨床研究である」。

 国立大学四校、私立大学一校が参与したノバルティスの降圧剤を売らんがため
のデータ偽造である。中心人物はノバルティス社の社員であるが、「統計が非常
によくできる人」というふれこみ(実際には実績なし)で、研究のデータ解析の
中心にいた。この全くでたらめのデータによって、2009年には1400億円
の売り上げを達成している。この中心人物は「ノバルティス社の社長賞」ももら
っている。

 2013年には次々の追及に耐えられず、「京都府医大と、慈恵医大はデータ
ねつ造を告白せざるを得なかった」。事実はとんでもないところまで及んでいる。
ノバルティスは大学側に奨学寄付金として八億円以上が、かかわった5つの大学
全てに渡っている。まさに金儲けの構造が基本にある。大学も実に落ちたものだ。

「(STAP細胞事件よりも)、医学界の構造的欠陥を含んでいるという点で、ノバ
ルティス事件の方がはるかに重大である。…患者をも愚弄したことになる」。
「まず社員を…非常勤講師に潜りこませて…五大学に寄付金をばらまき、研究を
請け負うように信頼させる」。こんな会社は未だに営業している。不買運動が起
きないのが不思議なくらいだ。

「不思議なことに、いずれも高血圧の専門家によるものでなく…臨床研究に造詣
の深い研究者でもない…(教授らが)臨床…に疎く、かつ軽視していることを見
抜き、ビジネスチャンスの場として利用した」。
結果は、更迭、起訴、逮捕、転出、論文撤回、懲戒免職、(ディオバンの)販売
激減。

「STAP細胞事件」、「虚構の細胞」と銘打っている。25ページ近く書いてある。
あまりにも劇場的な出来事で、マスコミでもセンセーショナルに報じられた。
 この事例では著者は自死したS氏との面識があり、「(研究によって)世界を完
全にリードしていた…そのSが、なぜ、ここまでSTAP細胞に取りこまれてしま
ったのか…今でも理解できない」と綴っている。

 この事例は、中心人物OHの完全な一人芝居であったといっていいだろう。
 詳細は避けるが、著者は2016年1月のOの著書=「あの日」に対して怒り
を隠さない。「自らを正当化し、Yにすべて(の責任)を押しつけようとする作
為的な内容」と両断している。
 さらに、「何よりも深刻な影響は、人々が科学と科学者を信頼したくない、わ
が国の科学は世界からの信頼を失ったことである。…研究者にとってこれほどひ
どい仕打ちはない」。

 第三章では、研究不正がどの分野で多いのか、不適切な研究行為とは何かを説
明する。著者の専門分野である生命科学分野での不正がかなり多いという。
年間200万もの論文を全て調査することは不可能に近く、「論文不正を発見す
るソフト」でも全数調査は不可能。

「自然科学の世界は競争社会である。…ドーピングに手を出すスポーツ選手がい
るように、科学者のなかにも研究不正に走る人間が出てくる」。そしてまた、
「大学の経営はますます苦しくなってくる」。さらに、「外部資金獲得競争に勝た
なければ研究ができないとなれば、そこに研究不正の生まれる素地ができて」く
る。研究者の「上昇志向」。よりよきポストにより大きい社会的名声と、それに
惹かれていき、越えてはならない一線を越える。

 若い研究者が全くのデタラメの実験をし、それを研究成果として華々しく公開
する。もちろんその研究者は科学の世界からは消えてゆく。ではそれを見逃した
上司は、知らぬ顔をする、自分も被害者だと喚く。旧石器偽造事件に典型的な、
責任放棄の姿勢がある。指導的立場にあり、その不正研究の結果を利用しながら
居座る。これでは日本の科学界も腐っていくだけだろう。

 データを見ると、医学、化学、生命科学に論文撤回が多い。
「画像解析のような、主観の入りやすい現象から出発し、理論化、抽象化あるい
は数式化することもないまま結論にいたる」。
なるほどこれでは、「科学的であること」はここの研究者の「良心」に任されて
しまう。構造的な欠陥といえよう。

 また、臨床医学の分野では時として信じられない、特に製薬会社との結びつき
が指摘される。2015年の朝日新聞には、「年二四〇回講演し、二一社から四
七四七万円(銭ゲバもどき)を受けとった」と報じられた教授がいた。これで「中
立の立場で研究」と言われても、信じることは不可能。

 第六章は「研究不正を監視する」。様々な査読のやり方や審査方法について述
べた後、「伝統的なピア・レビュー(同一分野の専門家によるもの)に対して、
出版された論文について…誰もが意見を述べることができるのが、ソーシャルメ
ディア審査である」とある。このソーシャルメディアの審査は、「性悪説」の対
場から審査する方法。これも時代の要請なのだろう。いわば「あら探し」だが仕
方ない。

 著者の怒りが直接「刺さる」ような文章。ただ、専門家であるだけにかなりの
「大所高所」目線が気になる。権威的な物言いは、読んでいてあまり気持ちの良
いものではない。これが本書の一番の弱点。
 ただ、「面白話」ではなく専門家の書であり、一つ一つの事例を要点を絞って
きちんと提出してくれたのは有り難かった。
引用もきちんと出典をはっきりしていて、信頼するに足るだろう。

 「研究不正」や「研究偽造」に関する概説書として、おすすめします。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際の事例を提示し検証されており興味深く拝読しました
2021年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自然科学系の「研究不正の姿を立体的に知ることで、これからの不正防止に何らかの貢献(p.vi)」をしようとする書。事例紹介を中心に、不正に至る原因や経緯の分析、不正監視のシステム、そして不正防止への提案。
 「STAP細胞事件に触発されて執筆を開始した(p.289)」という著者は「一年前まで、研究不正についてそれほど関心があったわけでもなく(p.289)」と記す。1年間で(しかも80歳で)、これだけのまとまった書を著す力量に敬服する。とりわけ、42もの研究不正の事例紹介(なかではSTAP細胞事件とノバルティス事件が比較的詳しい)は貴重である。この種の文章で万一誤りがあると、それこそ鬼の首を取ったように叩こうとする人がいそうだから、事実確認に神経を遣ったことだろう。
 ところどころ、筆者のユーモアが滲み出る。(なぜ論文の)「撤回一位と二位が麻酔科医なのであろうか。麻酔をかける相手を間違えているとしか思えない。(p.100)」とか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
研究不正の事例を整理し、傾向と対策をまとめていただいた。
企業や大学の研究不正対策の参考書として適切。
途中に出てくる図も引用価値が高く
高齢の筆者の人格攻撃を避け、慎重に不正を憎む滅私奉公の精神に頭が下がる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わかりやすかったです。
2021年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今多発する研究不正問題の数に対して、日本では研究不正に関する書籍が極めて少ない。
そんな中、世界の有名な研究不正の事例を交え、不正が起こる背景と不正を無くすための方法について
読者に問いかけるスタイルを採用していると思います。
ニュースや大学・研究所のホームページ等で研究不正の報道がなされる度に本書を読み返し、考えさせられます。
また文章もユーモアに富んでおり、西部劇を知る人なら思わずニヤリとする様な表現も見られます。

著者の考えについては賛否両論もあると思いますが、書籍の読みやすさを考えると研究職を目指す学部生にはぜひとも読んでもらいたい一冊だと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年6月7日に日本でレビュー済み
研究不正については海外では研究されているものの日本ではほとんど研究されておらず、そのことについて危機感を抱いた著者が取り組んだそうです。
日本の捏造論文は世界有数レベルで、TOP10に数名入っているそうです。大学の独立行政法人化以降、予算獲得の動機で急増したそうです。
2016年4月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の著者は1936年生まれの医学者であり、公平中立な評価と思う。
特にSTAP細胞事件は、事例21で紹介されている。その末尾を引用する。

HOは、STAP細胞発表から二年後の2016年1月、『あの日』という本を出版した。
自らを正当化し、若山照彦にすべてを押しつけようとする作為的な内容である。
彼女は、ES細胞の混入を「仕掛けられた罠」として否定している。
しかし、桂委員会は、彼女自身が行った奇形腫実験は、STAP幹細胞ではなく、
ES細胞そのものであることを、標本のゲノム分析によって明らかにしている。
(中略)HOは大学院生時代から不正に手を染めていたことが明らかになった。

HOのため、1億4000万円もの国民の税金が無駄に使われた。

科学者の間では、HOの研究不正は明白である。大学院生時代から研究不正を続けていたHOが
「あの日」だけを問題にし、自身を正当化するのは、あまりに滑稽だし、あまりに悲しい。
HOのせいで、日本の科学は世界からの信用を失った。
心の治療が必要なたった一人の若い女のために。
48人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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