さいとうちほ
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さいとうちほ | |
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生誕 |
6月29日[1] 日本 東京都[1] |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1982年 - 現在 |
ジャンル | 少女漫画 |
代表作 |
『円舞曲は白いドレスで』・『花音』 『花冠のマドンナ』・『ブロンズの天使』 |
受賞 | 第42回小学館漫画賞(『花音』にて) |
サイン |
さいとう ちほ(本名:斉藤 千穂〈さいとう ちほ〉、6月29日[1] - )は、日本の漫画家、イラストレーター。東京都出身[1]。女性。かに座、血液型はB型。
来歴・人物
[編集]1982年、『コロネット』春の号(小学館)掲載の『剣とマドモアゼル』でデビュー[1]。その後は『少女コミック』、『プチコミック』などで作品を発表。『円舞曲は白いドレスで』『もう一人のマリオネット』『花冠のマドンナ』などで人気を得る。宝塚歌劇団の舞台を思わせるような歴史大河ロマンから、ラブコメ、レディース、児童向け、とその作品世界は幅広い。
もともと入団を志望するほどの宝塚ファンで、その後も宝塚歌劇団とは1996年月組公演『チェーザレ・ボルジア』のポスターを描いたり、1998年から1999年にかけて機関誌『宝塚GRAPH』で漫画(『天使の微笑・悪魔の涙』、『バレンシアの熱い花』、『銀の狼』など)を連載するなど深い関係がある。
1997年、幾原邦彦監督と共にテレビアニメ『少女革命ウテナ』に携わり、1999年には同映画版にも参加、両作ともコミックスも手掛けている。1997年には『花音』にて、第42回(平成8年度)小学館漫画賞を受賞する。
作品リスト
[編集]連載コミックス
[編集]- ほのかにパープル(全3巻、文庫全2巻 - 番外編も収録)
- ほのかにパープル・番外編(単行本は「さいとうちほ傑作集」6巻に収録)
- 恋人たちの場所(全2巻)
- 青りんご迷宮(全3巻・文庫全1巻)
- 星を摘むドンナ(全2巻)
- 天使のTATTOO(全2巻・文庫全1巻)
- 円舞曲(ワルツ)シリーズ
- 円舞曲(ワルツ)は白いドレスで(全4巻、文庫全4巻 - 番外編も含めシリーズ全作収録)
- 紫丁香夜想曲(ライラックノクターン)(番外編、単行本は「さいとうちほ傑作集」7巻に収録)
- 白木蘭円舞曲(マグノリアワルツ)(全3巻)
- 月下香小夜曲(げっかこうセレナーデ)(番外編、単行本は「恋物語」8巻に収録)
- もう一人のマリオネット(全8巻・文庫全4巻)
- 恋物語(全14巻、文庫全8巻)
- 花冠のマドンナ(全7巻・文庫全4巻)
- バシリスの娘(全4巻・文庫全2巻)
- 花音(全6巻・文庫全3巻、42回小学館漫画賞受賞)
- 少女革命ウテナ(原作:ビーパパス)
- 少女革命ウテナ(全5巻・文庫全3巻)
- 少女革命ウテナ AfterTheRevolution(全1巻)
- レディー・マスカレード(全2巻・文庫全1巻)
- ファースト・ガール(全5巻)
- アナスタシア倶楽部(全5巻+続編全1巻)
- 天使の微笑・悪魔の涙(原作:宝塚歌劇団、全1巻) - 他収録作「トウランドット」「バレンシアの熱い花」
- 銀の狼(原作:宝塚歌劇団、全1巻、文庫全1巻 - 上記「天使の微笑・悪魔の涙」も全作収録)- 他収録作「彷徨(さすらい)のレクイエム」
- SとMの世界(原作:ビーパパス、全2巻)
- 千一夜の鍵(全3巻・文庫全2巻)
- ある日、ナイトに会ったなら(全1巻・文庫全1巻)
- ビューティフル(全4巻)
- ブロンズの天使(全7巻+外伝全1巻・文庫全5巻)
- アイスフォレスト(全12巻)
- 子爵ヴァルモン〜危険な関係〜(全2巻)(原作:ラクロ「危険な関係」)
- とりかえ・ばや(全13巻)(原作:「とりかへばや物語」)
- VSルパン(既刊7巻)(原作:モーリス・ルブラン「ルパンシリーズ」)
- 輝夜伝(全14巻)
- 緋のつがい(『月刊flowers』2024年8月号[2] - )※単行本未収録
読切り・短編集
[編集]- ばら物語(原作:藤本ひとみ、集英社 コバルト文庫「ひとみWorld夢辞典」1 - 2巻に収録)
- シャ・ノワールのしっぽ
- gigolo
- 楽園のキス
- 秋の姫
- エデンの香り
- さいとうちほ傑作集
- 目を閉じて愛
- 小羊印のるんぱっぱ
- エトワール・ガール
- ある日、ナイトに会ったなら(ナイトシリーズ)
- オペラ座でまってて
- さらってわたしのナイト(ナイトシリーズ)
- 紫丁香夜想曲(円舞曲シリーズ番外編)
- ローゼンクロイツ・プレザン Grand Amour(原作:志麻友紀、角川ビーンズ文庫、コミカライズ2作収録)
ハーレクイン
[編集]- バルターニャの王妃(原作:バーバラ・カートランド、宙出版エメラルドコミックス ハーモニィコミックス)
- 誘惑のシーク(原作:コニー・メイスン、宙出版エメラルドコミックス ハーモニィコミックス)
- 青い悪魔のセレナーデ(原作:イルサ・マイヤー、宙出版エメラルドコミックス ハーモニィコミックス)
- 純白の朝はきらめいて(原作:リサ・クレイパス、宙出版エメラルドコミックス ハーモニィコミックス)
小説
[編集]※イラストも本人
イラスト
[編集]- 少女革命ウテナ(原作:ビーパパス、文:大河内一楼、パレット文庫)
- -蒼の双樹-
- -翠の思い-
- ローゼンクロイツシリーズ(作:志麻友紀、角川ビーンズ文庫)
- マスケティア・ルージュシリーズ(作:志麻友紀、角川ビーンズ文庫)
- 新花織高校恋愛サスペンス(作:藤本ひとみ、集英社 コバルト文庫)
- めぐり逢いのデュオ
- 番外編・薔薇のソナタ
- さよならのラブソング
- 君のためのプレリュード
- 恋人たちのパシォン
- 星色のフィナーレ
- 一度だけセレナーデ
- 藤本ひとみRevival Selection(作:藤本ひとみ、コバルト文庫)
- アルテミスは知っている
- キューピットの迷宮
- ローエングリンの誘惑
- 妖精ステップ(作:藤本瞳)
- トレドの花冠 上・下(作:藤本瞳)
- はるかなる君によせて(作:藤本ひとみ、コバルト文庫)
原画集ほか
[編集]- さいとうちほのまんがアカデミア(小学館、1990年2月20日初版第一刷発行)ISBN 4-09-133801-1
- さいとうちほイラスト集 ロマンス
交響曲 (小学館、1994年2月10日初版第一刷発行)ISBN 4-09-199681-7- 「花冠のマドンナ」「もう一人のマリオネット」「円舞曲は白いドレスで」「ナイトシリーズ」「恋物語」「新花織シリーズ」などのイラストなど、および藤本ひとみとの対談を収録。
- 少女革命ウテナ さいとうちほ原画集 [Hybrid CD-ROM Windows95 & Macintosh](インナーブレイン、1998年)IBBC-98026
- 初回限定特典:さいとうちほ先生描き下ろしオリジナルポスター付き
- さいとうちほ複製原画集「少女革命ウテナ」(小学館、1999年9月1日初版第一刷発行)ISBN 4-09-199682-5
- 少女革命ウテナ「薔薇の告白」(小学館ジス・イズ・アニメーション)
- 劇場版 少女革命ウテナ「アドゥレセンス黙士録」(角川書店、Newtype ILLUSTRATED COLLECTION)
- 少女まんが家さんちの猫 10人のねこばかによる猫写真館(共著)(小学館Flower do it!)
- さいとうちほ画集 NEE LA ROSE-薔薇に生まれて-(宙出版、2016年5月11日発売)ISBN 978-4-7767-9667-1
- さいとうちほBLアートワークス 無慈悲な王の仰せのままに(リブレ、2018年2月9日発売)ISBN 978-4-7997-3659-3
- さいとうちほ とりかえ・ばや原画集(小学館、2018年2月14日発行、『とりかえ・ばや』13巻別冊)
アシスタント出身者
[編集]関連人物
[編集]- 竹本泉 - さいとうがアシスタントをつとめ、『あおいちゃんパニック!』のコマの隅にも登場している。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “小学館コミック -フラワーズ- さいとうちほ PROFILE”. 小学館. 2013年2月5日閲覧。
- ^ “さいとうちほのflowers新連載は異類婚姻譚、「とりかえ・ばや」無料公開キャンペーンも”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月28日). 2024年6月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- さいとう ちほ Chiho Saito (@chihochat) - X(旧Twitter)
- マンガ家 さいとうちほブログ - ウェイバックマシン(2019年11月1日アーカイブ分)
- さいとうちほ先生の仕事場訪問!
- さいとうちほ - 作品紹介・メイン