岩本煌史
岩本 煌史 | |
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2023.07.17 撮影 | |
プロフィール | |
リングネーム | 岩本 煌史 |
本名 | 岩本 煌史 |
ニックネーム | 孤高のアーティスト |
身長 | 175cm |
体重 | 90kg |
誕生日 | 1990年3月20日(34歳) |
出身地 | 三重県桑名市[1] |
所属 | フリー[2] |
スポーツ歴 | 柔道 |
デビュー | 2012年11月4日 |
岩本 煌史(いわもと こうじ、1990年3月20日 - )は、日本の男性プロレスラー。三重県桑名市出身[1]。血液型B型。
経歴
[編集]スポルティーバエンターテイメント
[編集]三重県立四日市中央工業高等学校、愛知大学卒業。学生時代に柔道を経験し、2012年、スポルティーバエンターテイメントに入門。11月4日、スポルティーバZepp Nagoya大会「愛プロレス博2012〜その向こうへ〜」の対石田慎也戦でデビュー。
2016年より全日本プロレスにレギュラー参戦。同年のJr. TAG BATTLE OF GLORYには、後輩の阿部史典と組み出場するも最下位に終わる。
全日本プロレス
[編集]2017年1月1日付けで全日本プロレスに移籍[3]。同年のJr. BATTLE OF GLORYではさっそく優勝を飾る。
2018年6月5日、ジェイク・リー、崔領二、ディラン・ジェイムス、佐藤恵一らと新ユニット「Sweeper」を結成。同年、Jr. TAG BATTLE OF GLORYにTAJIRIとのコンビ「ひと夏のかげろう[1]」で出場し優勝。翌8月26日には青木篤志を降して、4度目の挑戦にして世界ジュニアヘビー級王座を初戴冠[4]。近藤修司との初防衛戦に敗れタイトルを手放すものの、同年のうちに近藤から取り返した。
2019年、Jr. BATTLE OF GLORYで2年ぶりの優勝。3月21日、ジェイクとのタッグでアジアタッグ王座を獲得するなど好調であったが、5月5日にアジアタッグ初防衛戦で敗北、さらに5月20日に青木に敗れ世界ジュニア王座から陥落。アジアタッグは6月18日にジェイクとのタッグで奪還したが、Jr. TAG BATTLE OF GLORYは佐藤とのSweeperタッグで参加したものの、敗退。また世界最強タッグ決定リーグ戦にはジェイクとのアジアタッグ王者としてエントリーされず、Sweeperの存在意義に疑問を呈し[5]、結局タッグリーグ中にSweeperは解散。その後12月21日に、ジェイク・野村直矢・岩本によるユニット「陣 JIN」を結成した[6][7]。
2020年、前年より行われてきた世界ジュニアヘビー級王座決定トーナメントにおいて、準決勝敗退。3月23日にはアジアタッグも手放し、無冠となる。6月30日、児玉裕輔との世界ジュニアヘビー級王座次期挑戦者決定戦に勝利し[8]、7月25日に王者・横須賀ススムに挑戦。熱戦を制し、1年2ヵ月振りに世界ジュニア王者に返り咲いた[9]。同年末にワンデートーナメント形式で開催されたJr. TAG BATTLE OF GLORYには、阿部史典とのコンビで参加したが、準決勝で青柳亮生&ライジングHAYATO組と時間切れ引き分け、大会ルールでコンビの合計体重が多かったために準決勝敗退となった[10]。
2021年2月20日、CIMAに敗れ世界ジュニアを失冠。3日後の23日には、ジェイクの裏切りにより陣が解散、岩本は諏訪魔や芦野祥太郎らと行動を共にする。タイトル奪還に背水の陣を敷くべく、同年のJr. BATTLE OF GLORYを辞退[11]し、6月9日にCIMAとのリターンマッチに挑み勝利[12]。自身4回目の戴冠となった。しかし6月26日大田区総合体育館大会、Jr. BATTLE OF GLORY優勝者のフランシスコ・アキラを迎え撃った初防衛戦で敗れ、王座を明け渡した[13]。
失冠後は「無差別級」を宣言し、対ヘビー級の戦いに身を投じる[14]。また本田竜輝が岩本のパートナーを志願し、コンビで世界最強タッグにも出場を果たす。一方で9月6日には新型コロナウイルス感染症に罹患し、一時的に欠場を余儀なくされた[15]。
フリー
[編集]12月6日、同月31日付で全日本プロレス退団を発表。理由として、プロレスラーとなる際に30歳までに達成したい目標を設定したが到達できず、コロナ禍もあり1年延長したがやはり至らなかったことを挙げ、その目標達成のための退団とした。またプロレスラーとしての活動も「一時休業」し、年単位でリングから遠ざかることを示唆[16]。ラストマッチは16日の後楽園ホール大会、自身の希望でJr.ヘビー級での試合がやりたいと志願し、ブラックめんそーれと組み、ライジングHAYATO・青柳亮生組と対戦(組みたい選手、戦いたい選手は特に触れてはいなかった)、ブラックめんそーれがフォールを奪われ敗れる。試合後の挨拶では、今後の活動はSNS上で公開していくと明かした[17]。
2月17日、自身のInstagramにて、武蔵小山にパーソナルトレーニングジム「SPARKLE GYM」を4月にオープンすることを発表[18]。
2023年、デビュー20周年を迎えたTAMURAの要望に応え、5月3日に一日限定で復帰[19]。その試合後に本格復帰を宣言した[20]。なおジムの運営を第一としており、リングにはその合間を縫って立つ。
人物
[編集]得意技
[編集]柔道出身であることから、柔道技をベースとした投げ技を得意とする。
フィニッシュ・ホールド
[編集]- 孤高の芸術
- スポルティーバ時代に、阿部史典を被験体として開発した[23]。命名は自身によるもので、あえて日本語で名付けた[24]。
- カウンターで、払腰ながら投げた勢いでそのまま相手に体重を浴びせかける。投げるスピードが非常に速く、モバイルサイト「プロレス/格闘技DX」が行った全日本プロレス所属選手へのアンケートにて、全日本で最も「スピードがある」レスラーに岩本が選ばれる所以となった[25]。
- ロープに振った相手が返ってきた勢いを利して放つほか、相手の突進にカウンターで合わせる、ロープに振ると見せかけ即座に放つなど、バリエーションも多い。
- ジャーマン・スープレックス
- シットダウン式ラストライド
関節技、絞め技
[編集]打撃技
[編集]投げ技
[編集]- 大外刈り
- 自身も体を浴びせるように倒れかかることから、スペース・トルネード・オガワに近い技。
- エプロンで放つこともある。
- 一本背負い
- 背負い投げ
- 裏投げ
- 垂直落下式ブレーンバスター
- 雪崩式ブレーンバスター
- DDT
- バックドロップ
- ドラゴン・スープレックス
入場曲
[編集]タイトル歴
[編集]- 世界ジュニアヘビー級王座(第48代、第50代、第53代、第55代)
- アジアタッグ王座(第106代[26]、第108代)(パートナーはジェイク・リー×2)
- Jr. BATTLE OF GLORY優勝(2017年、2019年)
- Jr. TAG BATTLE OF GLORY優勝(2018年)(パートナーはTAJIRI)
- HEAT-UPユニバーサルタッグ王座(第9代)(パートナーは石田慎也)
脚注
[編集]- ^ a b c “岩本煌史”. 選手名鑑. オールジャパン・プロレスリング. 2020年5月3日閲覧。
- ^ 岩本 煌史【KOJI IWAMOTO】 [@k_i_prowrestler] (2022年1月1日). "新年明けましておめでとうございます。今年はプロレスラーとしては休業に入りますが、自分自身としては新たなステージに向かって挑戦します。今後も応援や気にかけて下さる方がいらっしゃると幸いです。本年も何卒宜しくお願い致します。". X(旧Twitter)より2022年1月1日閲覧。
- ^ “12/24【全日本】岩本煌史が2017年1月1日付で全日本に入団”. プロレス格闘技DX (2016年12月24日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “8/26【全日本】青木超えで夏完結 岩本が悲願の世界ジュニア初戴冠”. プロレス格闘技DX (2018年8月26日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “10/10【全日本】最強タッグへ野村豪語「ジェイクと間違いなく優勝狙える」、岩本は「Sweeperの存在意義」に疑問符”. プロレス格闘技DX (2019年10月10日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “12/21【全日本】ジェイク&野村&岩本が新ユニット「陣 JIN」を結成、新メンバー勧誘、興行の開催も宣言”. プロレス格闘技DX (2019年12月21日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “ジェイク・リー選手、野村直矢選手、岩本煌史選手がユニット結成!”. 全日本プロレス公式サイト (2019年12月21日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “6/30【全日本】岩本が世界ジュニア王者・ススムに挑戦へ 児玉との初シングル制す”. プロレス格闘技DX (2020年6月30日). 2020年8月1日閲覧。
- ^ “7/25【全日本】岩本がススムに雪辱で1年2ヵ月ぶり世界ジュニア奪還、田村が挑戦表明”. プロレス格闘技DX (2020年7月25日). 2020年8月1日閲覧。
- ^ “佐藤光留&田村男児が全日本プロレスへの愛と魂を体現しジュニアタッグトーナメント制覇!「全日本ジュニアは見ての通り、生きて!生きて!生きまくってるぜ!」”. バトル・ニュース (2020年12月28日). 2021年6月16日閲覧。
- ^ “5/19【全日本】岩本がJr.トーナメント不参加を表明 「CIMAしか見えない」”. プロレス格闘技DX (2021年5月21日). 2021-006-16閲覧。
- ^ “全日本・岩本煌史 CIMAから世界ジュニア奪回!アキラが挑戦名乗り”. デイリースポーツ. (2021年6月10日) 2021年6月16日閲覧。
- ^ “6/26【全日本】岩本まさかの陥落 アキラが歓喜の世界ジュニア初戴冠、SUGIが挑戦表明”. プロレス格闘技DX (2021年6月26日). 2021年6月27日閲覧。
- ^ “7/11【全日本】対ヘビー級幕開け 岩本がゼウスに完敗も「これからの俺は攻める」”. プロレス格闘技DX (2021年7月11日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ “全日本・岩本煌史がコロナ陽性 濃厚接触の石川修司と本田竜輝も3大会欠場”. デイリースポーツ (デイリースポーツ). (2021年9月6日) 2021年12月17日閲覧。
- ^ “【全日本】岩本煌史も電撃退団!「目標にたどり着かなかったということでこの決断に至りました」”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2021年12月6日) 2021年12月17日閲覧。
- ^ “12/16【全日本】岩本が全日本マットに別れ 所属ラストマッチでジュニア勢と熱闘”. プロレス格闘技DX (2021年12月16日). 2021年12月17日閲覧。
- ^ “重大発表!!パーソナルトレーニングジムオープン!!”. Instagram (2022年2月17日). 2022年2月17日閲覧。
- ^ プロレスリングHEAT-UP【公式】 [@heatuppw] (2023年3月19日). "3月19日 王子大会のリングに登場したの、岩本煌史選手‼️". X(旧Twitter)より2023年3月23日閲覧。
- ^ 岩本 煌史【KOJI IWAMOTO】 [@k_i_prowrestler] (2023年5月3日). "本日、本格復帰を宣言させていただきました!そして…". X(旧Twitter)より2023年6月26日閲覧。
- ^ 「プロレスラーのOff The Ring<2>岩本煌史のスニーカー」『週刊プロレス』第2070号、ベースボール・マガジン社、2020年7月1日、81-83頁。
- ^ alljapan_pwの2020年6月17日14時03分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “11/21【全日本】「阿部しか見えなかった」 岩本が元スポルティーバ対決制して初戦突破”. プロレス格闘技DX (2019年11月21日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ k_i_prowrestlerの2015年11月30日0時08分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ PKDXの2020年5月7日18時00分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “【全日本】ジェイク&岩本組がアジアタッグ戴冠”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2019年3月22日) 2020年9月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 全日本プロレス公式サイト 選手名鑑
- 岩本煌史 (@k_i_prowrestler) - X(旧Twitter)
- 岩本煌史 (@koji_iwamoto) - Instagram
- SPARKLEGYM 武蔵小山 (@sparklegym_personal) - Instagram
- スポルティーバエンターテイメント 岩本煌史 - スポルティーバエンターテイメント時代の選手紹介