発射台
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発射台(はっしゃだい、英: launch pad)はロケット、またはスペースシャトルの発射時に使用される荷重支持台。[1]英語をカタカナ読みしてローンチパッド、ランチパッド、または単にパッドと呼ばれることもある。宇宙港(Spaceport、射場とも)は1つ以上の発射台を備えている。
典型的な発射台はサービス構造物とアンビリカルケーブルから構成される。サービス構造物は発射前にロケットへの物理的アクセスを可能とし、発射時には安全な距離まで移動させられるか、回転させられることが多い。一方アンビリカルケーブルは打上げ機にガスや電力、通信リンクを供給する。打上げ機の下に位置するプラットフォームは、ロケットエンジンから発生する力と熱に耐えられる、撓んだフレーム構造をしている。
ほとんどのロケットは点火から数秒間の間、機体への安定した支持を必要とする。エンジンが安定すると、ロケットと発射台を繋いでいる分離ボルトが炸裂し、ロケットは上昇していく。
発射台への輸送
[編集]ロケットを発射台に輸送する方法はいくつか存在する。その例をいくつか挙げる。
- 過去にケネディ宇宙センター第39発射施設から打ち上げられたサターンVやサターンIBと同様に、スペースシャトルはまず初めにスペースシャトル組立棟でモバイル・ランチャー・プラットフォーム(MLP)の上に垂直に組み立てられる。その後シャトルを乗せたMLPはさらにクローラー・トランスポーターに乗せられ、ゆっくりと発射台に向かう[2]。ギアナ宇宙センターのアリアン5ロケットも同様のシステムが採用されている。
参考文献
[編集]- ^ Wragg, David W. (1973). A Dictionary of Aviation (first ed.). Osprey. p. 175. ISBN 9780850451634
- ^ “スペースシャトル概要, 帰還後の整備”. JAXA. 2010年7月30日閲覧。