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第二産業道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国道122号と交差する鳩ヶ谷歩道橋交差点
埼玉県道5号さいたま菖蒲線区間(JR宇都宮線跨線橋付近は2車線が残る)

第二産業道路(だいにさんぎょうどうろ)は、埼玉県にある複数の県道主要地方道)の汎称および都市計画道路の名称である。第二産業の略称がある。

概要

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埼玉県道35号川口上尾線が「産業道路」と通称されていることに対しての名称である。

東京都から東京都道・埼玉県道58号台東川口線(尾久橋通り)を引き継ぎ、草加市をかすめ、川口市国道122号と交差、さいたま市を縦断して上尾市へ至る(計画は桶川市まで)。

産業道路の東側をほぼ平行しており、役割も共通しているが、両者が交差することはなく、完全に独立している。ほとんどの区間が4車線であり、国道17号と国道122号の間の空白域を埋める役割も持つ。

区間

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以下の区間で構成される。(開通済み区間のみ)

整備状況

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1963年昭和38年)8月12日埼玉県によって、東京都との境から桶川市埼玉県道12号川越栗橋線へ至る31.8 kmの道路が都市計画道路「東京大宮線」(完成4車線)として立案され[1]、このうち、都県境から上尾市埼玉県道323号上尾環状線へ至る24.5 kmが事業化された。

完成区間から順次共用されてゆき、2004年平成16年)12月18日さいたま市南区から緑区にかけての区間が開通したことで、起点から上尾市内の原市駅交差点(東北新幹線高架下)までの23.1 kmが完成した。その北の埼玉県道323号上尾環状線までの1.4 kmが2007年平成19年)3月28日に4車線で開通し[2]、当初の事業化区間は完成した。

さらに北の、埼玉県道12号川越栗橋線(桶川市五丁台)までの7.3 kmの区間は事業化のめどが立っていなかったが、埼玉県道150号上尾蓮田線(上尾市平塚)までの0.9 kmの区間(原市平塚工区)のみ、2006年(平成18年)度より暫定2車線での整備が進められ、2023年令和5年)11月23日に開通した[3]

開通している区間の大部分は4車線になっているが、さいたま市見沼区内に1か所、上尾市内に1箇所2車線区間がある。以前は2車線区間であった、東武野田線(東武アーバンパークライン)とのアンダーパスを含む区間(大和田町の0.9 km)は2017年(平成29年)7月27日に4車線化した[4]が、東北本線宇都宮線)を越える陸橋の前後(東大宮の約1.5 km)は2車線のままとなっている。この区間は4車線化が事業着手見込みとなっている[5]。また、国道122号などをくぐる鳩ヶ谷地下道と、上尾市大字原市国道16号埼玉県道3号さいたま栗橋線をまたぐ原市陸橋は、4車線のうち中央寄り2車線のみが本線となる構造となっており、外側2車線は地上の交差点へ向かう。2023年に開通した原市平塚工区に関しては暫定2車線の構造となっている。

通過する自治体

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  • 草加市
  • 川口市
  • さいたま市
  • 上尾市

接続する主要道路

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脚注

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注釈

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  1. ^ 新大道橋付近でわずかに通過する。

出典

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  1. ^ さいたま都市計画道路一覧表” (pdf). さいたま市 (2020年5月1日). 2021年10月22日閲覧。
  2. ^ さいたま菖蒲線(第二産業道路)の進捗状況 - 埼玉県”. web.archive.org (2020年10月4日). 2023年11月12日閲覧。
  3. ^ 埼玉県. “第二産業道路(県道さいたま菖蒲線)の開通について” (PDF). 埼玉県. 2023年11月12日閲覧。
  4. ^ 第二産業道路(大和田工区)の4車線化供用開始”. さいたま市 (2017年7月20日). 2017年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月22日閲覧。
  5. ^ さいたま市地図情報 - 地図 -”. さいたま市. 2021年10月22日閲覧。

関連項目

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