身延山短期大学
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身延山短期大学 | |
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大学設置 | 1950年 |
創立 | 1556年 |
廃止 | 1997年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人身延山学園 |
本部所在地 | 山梨県南巨摩郡身延町身延3567[注釈 1] |
学部 | 宗教科 |
身延山短期大学(みのぶさんたんきだいがく、英語: Minobusan College)は、山梨県南巨摩郡身延町身延3567[注釈 1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、1997年に廃止された。大学の略称は身短。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 山梨県南巨摩郡身延町に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人身延山学園[1]。
- 国内で最初に認可された短期大学149校[注 1]の1校として、1950年に開学した[2]。入学定員は当初より40名体制で[3]学科数の増減はなし。1955年度より修業年限3年制となる。
- 1994年度の入学生を最後に[注釈 2]、1997年に短期大学としての使命を終える[6]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- 身延山短期大学における建学の精神は「信心行学」となっていた。
教育および研究
[編集]- 当初は、宗門の人材養成をねらいとした教育を行っていたが一般人の入学も可能となった。日蓮宗の仏教思想に基づいた短大だけあって、「日蓮宗史」をはじめとした同宗教に関する科目が多かった。全国の仏教系の学科では唯一、修業年限が昼間部3年制となっていた。
学風および特色
[編集]- 日蓮宗の思想に基づいた教育が行われており、弘治2年の日鏡が創設した善学院が起源となっている。
- 日蓮宗総本山久遠寺が母体となっていた。
- 「諸法実相鈔」より引用した「行学のニ道をはげみ候ふべし(中略)我もいたし人をも教化候へ」の精神に立脚した学風があった。
- 自宅からの通学者以外は、原則として短大から指定された寺院や学生寮で下宿することが義務付けられていた[7]。
沿革
[編集]- 1556年
- 日鏡により善学院が創設される。
- 1604年
- 西谷檀林に改名される。
- 1874年
- 身延檀林となる。
- 1941年
- 身延山専門学校となる。
- 1949年
- 1950年
- 1954年
- 1955年
- 1958年
- 1985年
- 1986年
- 1987年
- 1992年
- 1993年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- 1997年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 山梨県南巨摩郡身延町身延3567[注釈 1]
象徴
[編集]- 身延山短期大学のカレッジマークは右記資料を参照のこと[31]。
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]- 宗教科 入学定員40名[注 10]
専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- なし
取得資格について
[編集]研究
[編集]- 『棲神/身延山短期大学学会研究紀要』[35]ほか
大学関係者と組織
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大学関係者一覧
[編集]施設
[編集]キャンパス
[編集]- 学生食堂・学生寮ほか
対外関係
[編集]関係校
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]就職について
[編集]- 宗門や住職ほか一般企業など多岐にわたっていた。
編入学・進学実績
[編集]- 立正大学などへの編入学実績がある。
注釈
[編集]注釈グループ
[編集]- ^ a b 後身校現在地。
- ^ a b 身延山大学へ転換のため平成7年度より学生募集停止[4][5]。
- ^ a b 現在の文部科学省。
- ^ a b うち女1
- ^ a b c d うち女3
- ^ a b c うち女6
補足
[編集]出典
[編集]- ^ 文教協会'1996.
- ^ 官報 1950年09月14日より。
- ^ 私学年鑑 昭和26年版より。
- ^ 大学資料 (126)より。
- ^ 文教協会'1995.
- ^ a b 文教協会'1997.
- ^ a b c 旺文社'1992.9, p. 298.
- ^ 文部省a, p. 38.
- ^ 文部省b, p. 3.
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 旺文社1950-01, p. 88.
- ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
- ^ 戦後高等教育の展開と課題 (指導科報告シリーズ ; no.5)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 文部省c, p. 4.
- ^ 文部省d, p. 7.
- ^ 文部省'54, p. 1378.
- ^ 短期大学一覧 昭和30年度 (短期大学資料 ; 第13号)より。
- ^ 大学資料 (1)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'58, p. 22.
- ^ 文部省'85, p. 57.
- ^ 文部省'86, p. 58.
- ^ 文部省'87, p. 59.
- ^ 文部省'92, p. 68.
- ^ 文部省'93, p. 70.
- ^ 文部省'94, p. 72.
- ^ 文部省'95, p. 74.
- ^ 文部省'96, p. 75.
- ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 185.
- ^ 文教協会'1994.
- ^ 短期大学教育 (51)より。
- ^ 文部省e, p. 41.
- ^ 棲神 : 研究紀要より。
参考文献
[編集]1949年短大設置申請分
[編集]- 文部省『申請大学、短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社 。
- 文部省『短期大学審査状況-認可分-』(PDF)文部省 。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
教員養成機関
[編集]- 文部省大学学術局『教員養成課程認定大学短期大学一覧 : 附指定教員養成機関一覧. (昭和30年) / (編)』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
[編集]- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和34年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和61年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和63年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1994年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1995年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1996年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1997年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
[編集]- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成6年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成7年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成8年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成9年度』文教協会 。
日本の私立短期大学
[編集]- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
短期大学受験案内(晶文社)
[編集]蛍雪時代
[編集]要覧
[編集]- 身延山短期大学々園 身延山短期大学/編『学校要覧.平成2年度』身延山学園身延山高等学校 。