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磁硫鉄鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
磁硫鉄鉱
磁硫鉄鉱
磁硫鉄鉱
分類 硫化鉱物
化学式 Fe1-xS (x=0-0.17)[1]
結晶系 単斜晶系・六方晶系
へき開 なし
モース硬度 3.5 - 4.5
光沢 金属光沢
ブロンズ色
条痕 灰黒色
比重 4.7
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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磁硫鉄鉱(じりゅうてっこう、pyrrhotite、ピロータイト)は、硫化鉱物である。化学組成:Fe1-xS 、比重:4.6、モース硬度:3.5-4.5、晶系:六方晶系または単斜晶系。名前の通り磁性を持つが、その強弱はものによって様々である。

黄鉄鉱(FeS2)などの硫化鉱物に伴って産出する。熱水鉱床スカルン鉱床などに産する。

産地は、ロシアのダルネゴルスク、ルーマニアのヘリア、ドイツのセントアレンドレアスベルグ、西オーストラリアのカンバルダ、イタリアのトレンチノ、カナダのサドベリー、アメリカのニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルバニア州などがある。[2]


脚注

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  1. ^ Pyrrhotite”. mindat.org. 2016年6月27日閲覧。
  2. ^ ロナルド・ルイス・ボネウィッツ著、青木正博訳『ROCK and GEM 岩石と宝石の大図鑑』誠文堂新光社 2007年 132ページ

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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