宝塚歌劇団23期生
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宝塚歌劇団23期生(たからづかかげきだん23きせい)とは、1933年[1](昭和8年)に宝塚歌劇団(当時の名称は宝塚音楽歌劇学校/宝塚少女歌劇団[注釈 1])に入団し、一部の生徒は1934年[1](昭和9年)花組もしくは月組公演『トウランドット姫[1]』で初舞台を踏んだ76人[1]を指す。
一覧
[編集]入団時の成績順にまとめている[3]。
芸名[1] | 読み仮名[1] | 誕生日 | 出身地 | 出身校 | 芸名の由来 | 愛称 | 役柄 | 退団年[1] | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
嵯野久子 | さの ひさこ | 6月13日[4] | 兵庫県神戸市 | 大阪市立高等西華女学校[5] | オオタニ[6] | 1943年 | |||
美空暁子 | みそら あきこ | 10月5日[4] | 広島県広島市 | 横浜第一高等女学校 | 自分で考案[7] | ナンちゃん | 男役 | 1941年 | 俳優・南美江[8] |
星歌女 | ほし うため | 2月12日 | 愛媛県 | 1938年 | |||||
月草衣子 | つきくさ きぬこ | 7月20日[9] | 長崎県長崎市[7] | 神戸市山手尋常小学校[7][9] | 知人が命名[7] | 巨人軍[10] | 男役 | 1940年 | |
栄一代 | さかえ かずよ | 9月18日 | 大阪府 | 1940年 | 夫は横尾泥海男 | ||||
野花千世子 | のばな ちよこ | 1月3日[11] | 大阪府 | 宣眞高等女学校[11] | ウメ[11] ウメやん[11] |
男役 | 1948年 | 改名後・野花千代(のばな・ちよ)[1] 宣伝関連業 | |
若江つぼみ | わかえ つぼみ | 1月28日 | 東京都 | 1938年 | |||||
八千草露子 | やちぐさ つゆこ | 4月20日[6] | 大阪府豊中市[12] | 金蘭會高等女学校[13] | チャツン[12] | 男役 | 1941年 | 妹は笹舟陽子・緋桜陽子 | |
初霜菊子 | はつしも きくこ | 10月27日[4] | 兵庫県[6] | 神戸市森高等女学校 | カッツン[6] | 男役 | 1940年 | 夫は岸井明 | |
三代あずさ | みよ あずさ | 8月31日[14] | 熊本県熊本市[13] | 熊本県立第一高等女学校[10] | 自分で考案[10] | キヨタン[5] | 男役 | 1941年 | |
園みどり | その みどり | 10月11日[15] | 兵庫県神戸市 | 大阪府立市岡高等女学校[16] | 引田一郎が命名 | ショウハチ | 男役 | 1941年 | 以前の芸名は園御幸・園みゆき(その・みゆき)[1] 妹は若園輝代 |
潮しぶき | うしお しぶき | 9月1日[4] | 東京都 | 東京府立第六高等女學校[17] | 自分で考案[17] | チハルちゃん[18] | 男役 | 1939年 | 妹は眞澄はるか[17] |
園生千草 | そのお ちぐさ | 7月23日 | 長野県長野市 | 男役 | 1942年 | ||||
都路勢喜子 | みやこじ せきこ | 10月12日[13] | 大阪府[17] | 堺市立高等女学校[17] | コバマ[17] | 1939年 | |||
京美鶴 | みやこ みつる | 9月9日[4] | 京都府 | 娘役 | 1939年 | ||||
御室雪子 | おむろ ゆきこ | 5月12日 | 京都府 | 1938年 | |||||
駒鳥久江 | こまどり ひさえ | 12月22日 | 東京都新宿区 | 1945年 | |||||
菊野ひさし | きくの ひさし | 3月21日 | 兵庫県 | 1940年 | |||||
月宮みつる | つきみや みつる | 3月5日 | 広島県 | 1943年 | 改名後・月路みつる(つきじ みつる)[1] | ||||
雁音路子 | かりがね みちこ | 8月15日[5] | 大阪府[5]大阪市 | 大阪市九條第五尋常小学校[5] | 実兄が命名[6] | サッさん[10]サトさん[5] | 1939年 | ||
玉松いさを | たままつ いさお | 8月27日 | 兵庫県神戸市 | 両方 | 1939年 | ||||
夕凪志保子 | ゆうなぎ しほこ | 1月12日 | 東京都 | 1938年 | 改名後・真澄はるか(ますみ はるか)[1] | ||||
椿千寿子 | つばき ちづこ | 12月5日[4] | 兵庫県神戸市 | 神戸市立第一高等女学校[7] | 1939年 | ||||
小鳩ゆめじ | こばと ゆめじ | 5月5日[14] | 大韓民国ソウル市 | 京ちゃん[19] | 1940年 | ||||
葛城里子 | かつらぎ さとこ | 8月18日 | 東京都 | 1938年 | |||||
春野恵美子 | はるの えみこ | 8月31日 | 男役 | 1938年 | |||||
水尾みさを | みずお みさを | 2月3日 | 京都府 | 同志社高等女学校[20] | 1937年 | 俳優・横田みさを[21] 夫は作曲家・竹岡信幸[22] | |||
鈴川百代 | すずかわ ももよ | 7月9日[4] | 大阪府大阪市 | 松ちゃん[23] | 男役 | 1945年 | |||
朝緑澄子 | あさみどり すみこ | 6月6日[4] | 東京都 | 実姉が考案 | おトヨ[14] | 男役 | 1938年 | ||
大宮一子 | おおみや いちこ | 1935年 | |||||||
山川あさ子 | やまかわ あさこ | 3月20日 | 1936年 | 1936年3月、在団中に死去[24] | |||||
鈴野妙子 | すずの たえこ | 1月10日 | 1937年 | ||||||
藤野千絵子 | ふじの ちえこ | 3月18日[4] | 京都府 | レイコ | 娘役 | 1940年 | |||
朝川美智代 | あさかわ みちよ | 11月26日 | 大阪府 | 1938年 | |||||
高嶺とき子 | たかね ときこ | 4月12日 | 大阪府 | 1941年 | 改名前は高嶺登極子 姉は昇道子 | ||||
春菜千重子 | はるな ちえこ | 11月19日 | 大阪府 | 1938年 | |||||
千鈴美音子 | ちすず みねこ | 4月14日[6] | 兵庫県豊岡市城崎[5] | 大阪府立大手前高等女学校[5] | マアちゃんマア公[5] | 娘役 | 1939年 | ||
南朝緒 | みなみ あさお | 11月29日 | 静岡県 | ヤギちゃん | 娘役 | 1941年 | |||
花村由利子 | はなむら ゆりこ | 12月30日[25] | 大阪府大阪市 | オコン | 娘役 | 1948年 | |||
梓川冴子 | あずさがわ さえこ | 9月15日 | 福井県敦賀市 | 1939年 | |||||
響千鈴 | ひびき ちすず | 4月1日[6] | 宮城県仙台市 | 宣眞高等女学校[6] | モッちゃん[26] オモチ |
娘役 | 1940年 | ||
曙さやか | あけぼの さやか | 6月28日 | 秋田県横手市 | 1938年 | |||||
櫻木彌生 | さくらぎ やよい | 2月22日 | 兵庫県神戸市 | チン[19] | 1939年 | ||||
旭玲子 | あさひ れいこ | 1938年 | |||||||
水庭愛子 | みずにわ あいこ | 1月20日 | 兵庫県西宮市 | 1938年 | |||||
松葉巴 | まつば ともえ | 1938年 | |||||||
東雲千鶴子 | しののめ ちづこ | 1月27日[4] | 大阪府 | ミクツちゃん[11] | 娘役 | 1940年 | |||
小竹よしゑ | こたけ よしえ | 1936年 | 1936年3月10日、在団中に死去[24] | ||||||
麗明美 | うらら あけみ | 3月17日[6] | 京都府京都市 | 京都府立第一高等女学校 | 中山晋平が命名 | ミカちゃん[6] | 両方 | 1944年 | |
真帆はるみ | まほ はるみ | 6月25日 | 東京都 | 1938年 | 夫は宮口精二 息子は宮口トモオ | ||||
花衣みな子 | はごろも みなこ | 4月26日 | 兵庫県神戸市 | 1940年 | |||||
天原まゆみ | あまはら まゆみ | 5月5日[14] | 1942年 | ||||||
若宮晴代 | わかみや はるよ | 10月20日 | 大阪府 | 1939年 | 改名後・若宮茜(わかみや あかね)[1] | ||||
玉浦登志子 | たまうら としこ | 1939年 | |||||||
夢たづる | ゆめ たづる | 3月11日[13] | 広島県呉市 | 神戸市立眞野尋常小学校[13] | モリちゃん[5] | 1940年 | |||
水穂豊 | みずほ ゆたか | 3月13日 | 大阪府大阪市 | 1940年 | |||||
花盛江美子 | はなもり えみこ | 11月26日 | 東京都中央区 | 1944年 | |||||
千曲さざれ | ちくま さざれ | 1937年 | |||||||
八代夕葉 | やしろ ゆうば | 7月7日 | 熊本県八代市 | 1939年 | |||||
峰山花香 | みねやま はなか | 1月1日 | 大阪府 | 1944年 | |||||
笹野町子 | ささの まちこ | 8月25日 | 兵庫県西宮市 | 娘役 | 1941年 | ||||
浦風三穂子 | うらかぜ みほこ | 兵庫県神戸市[27] | 1936年 | ||||||
小波志賀子 | さざなみ しがこ | 4月29日 | 東京都新宿区 | 1938年 | |||||
秋篠友子 | あきしの ともこ | 8月6日 | 東京都 | 1943年 | |||||
大和櫻子 | やまと さくらこ | 1935年 | 1935年10月22日、在団中に死去[24] | ||||||
百合小夜子 | ゆり さよこ | 8月16日[14] | 大阪府大阪市[14] | 大阪市鷺洲第四尋常高等小学校[14] | 宝塚音楽学校で命名して貰う[14] | 1942年 | 娘はありす未来 妹は浦島歌女 | ||
早霧静子 | はぎり しずこ | 6月21日 | 兵庫県神戸市 | 1938年 | |||||
山里秋子 | やまざと あきこ | 3月12日 | 大阪府 | 1940年 | |||||
春すみれ | はる すみれ | 3月9日[4] | 神奈川県横浜市 | エミコ | 娘役 | 1941年 | |||
豊浦しづく | とようら しづく | 9月9日 | 大阪府 | ウヰルミナ女学校高等女学部[13] | 1944年 | ||||
忍明子 | しのぶ あきこ | 5月6日 | 大阪府 | 1938年 | |||||
清瀧ゆき子 | きよたき ゆきこ | 1937年 | |||||||
五十鈴千代 | いすず ちよ | 11月29日 | 娘役 | 1938年 | |||||
玉藻刈子 | たまも かりこ | 12月22日 | 宮城県仙台市[28] | バスちゃん[28] | 1938年 | ||||
牧川文美子 | まきかわ ふみこ | 1月9日[4] | 東京都港区 | 堅パン[29] | 1938年 | ||||
伽羅津たか子 | からつ たかこ | 5月23日 | 大阪府大阪市 | 1940年 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 100年史(人物) 2014, p. 22.
- ^ 90年史 2004, p. 180.
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 5.
- ^ a b c d e f g h i j k l 『寶塚スタア生れ月暦』
- ^ a b c d e f g h i j 『エスエス』、東宝発行所、1938年2月号
- ^ a b c d e f g h i j 『エスエス』、東宝発行所、1938年3月号
- ^ a b c d e 『エスエス』、東宝発行所、1938年6月号
- ^ 橋本 1999, p. 175.
- ^ a b 『エスエス』、東宝発行所、1939年4月号
- ^ a b c d 『エスエス』、東宝発行所、1939年8月号
- ^ a b c d e 『エスエス』、東宝発行所、1939年7月号
- ^ a b 『エスエス』、東宝発行所、1938年5月号
- ^ a b c d e f 『エスエス』、東宝発行所、1939年6月号
- ^ a b c d e f g h 『エスエス』、東宝発行所、1939年10月号
- ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年4月号
- ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1935年12月、189号、P22
- ^ a b c d e f 『エスエス』、東宝発行所、1938年7月号
- ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年9月号
- ^ a b 『エスエス』、東宝発行所、1938年1月号
- ^ 本井 2019, p. 72.
- ^ 橋本 1999, p. 178.
- ^ 本井 2019, p. 77.
- ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1938年11月1日、224号
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 76.
- ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1939年1月1日、226号
- ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年1月号
- ^ 『すみれ達の証言 大正・昭和を駆け抜けたタカラジェンヌ達』桝谷多紀子著、中央公論事業出版、2014年11月20日、p158
- ^ a b 『宝塚少女歌劇脚本集』、宝塚少女歌劇団、1937年8月、200号
- ^ 『エスエス』、東宝発行所、1938年4月号
参考文献
[編集]- 執筆:國眼隆一 著、編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子 編『すみれ花歳月を重ねて―宝塚歌劇90年史―』宝塚歌劇団、2004年4月1日。ISBN 4-484-04601-6。 NCID BA66869802。全国書誌番号:20613764。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
- 橋本雅夫『素晴らしい宝塚歌劇―夢とロマンの85年―』阪急電鉄コミュニケーション事業部、1999年9月10日。ISBN 4-89485-013-3。
- 本井康博「同志社初の女性オリンピアン─横田みさを(1932年LA大会)─」(pdf)『同志社時報』第147号、学校法人同志社、2019年4月、2022年4月12日閲覧。