星風まどか
ほしかぜ まどか 星風 まどか | |
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生年月日 | 1996年11月11日(28歳) |
出身地 | 日本 東京都国分寺市 |
身長 | 162cm |
血液型 | A型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2014年 - |
活動内容 |
2014年:宝塚歌劇団入団 2015年:宙組配属 2017年:宙組トップ娘役就任 2021年:専科、花組へ異動、花組トップ娘役就任 2024年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | 東宝芸能 |
公式サイト | 星風まどかオフィシャルサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『オーシャンズ11』 『アナスタシア』 『TOP HAT』 『うたかたの恋』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
星風 まどか(ほしかぜ まどか、1996年[1]11月11日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団花組・宙組トップ娘役[2]。
東京都国分寺市[3]、国立音楽大学附属中学校出身[4]。身長162cm[1]。血液型A型[1]。愛称は「かなめ」、「まどか」[5]。
来歴
[編集]2012年、宝塚音楽学校入学。
2014年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に100期生として入団[6][7]。入団時の成績は3番[6]。月組公演「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」で初舞台[5]。入団後早くから頭角を現し[4]、同年の組まわり中に出演した宙組公演「白夜の誓い」で、同作が退団公演となるトップスター・凰稀かなめ演じるグスタフIII世の少年時代役に抜擢[8]。
2015年、組まわりを経て宙組に配属[6]。同年、朝夏まなと・実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「王家に捧ぐ歌」で、新人公演初ヒロイン[8][9][10]。組配属3か月足らず、入団2年目での抜擢となった[8]。続く「相続人の肖像」でバウホール公演初ヒロイン[9][10]。
2016年の「ヴァンパイア・サクセション」(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場公演)で、東上公演初ヒロイン[10][11]。続く「エリザベート」で2度目の新人公演ヒロイン[9]。タイトルロールとなるエリザベート役を演じ、本公演では少年ルドルフ役を演じる[9]。
2017年の「パーシャルタイムトラベル」で2度目のバウホール公演ヒロイン[12]。同年11月20日付で宙組トップ娘役に就任[13][14][11]。100期から初のトップ誕生となり、1998年に創設された宙組から誕生した初の生え抜きトップともなった[11][7]。真風涼帆の相手役として、翌年の「天は赤い河のほとり/シトラスの風」でトップコンビ大劇場お披露目[10]。
2021年2月22日付で専科へ異動となるが[14][13]、7月5日付で再び花組へ異動となり、花組トップ娘役に就任[3][15]。トップ娘役が組替えするのは、2006年の白羽ゆり以来15年ぶりのこととなった[16]。柚香光の2人目の相手役として、同年の「元禄バロックロック/The Fascination!」で、新トップコンビ大劇場お披露目[17][16]。
2024年5月26日、「アルカンシェル」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を柚香と同時退団[7]。トップとしての任期は6年を超え、花總まり・愛希れいかに次ぐ歴代3番目を記録した[7]。
退団後は東宝芸能所属となり、舞台を中心に活動を続けている[2]。
人物
[編集]宝塚ファンだった母の影響で、「たぶんお腹にいた頃から観ていた」というほど宝塚が身近な存在だった[8]。
宝塚大劇場での初観劇は、2008年月組公演「ME AND MY GIRL」[18]。大劇場でのラインダンスを観た瞬間に感動して、自分もこの舞台に立ちたいと音楽学校受験を決意[18]。
憧れの上級生は、音楽学校の授業で教えてもらったこともある南風まい[18]。
芸名の「まどか」は、音楽学校時代の恩師にイメージしてもらった漢字「円」に由来する[8]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2014年3 - 6月、月組『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』[8]
組まわり
[編集]- 2014年11 - 2015年2月、宙組『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - グスタフ(少年時代)『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』[8][9][10][11]
宙組時代
[編集]- 2015年3 - 4月、『TOP HAT』(梅田芸術劇場・赤坂ACTシアター) - ショーガール
- 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - 新人公演:アイーダ(本役:実咲凜音) 新人公演初ヒロイン[8][10]
- 2015年10月、『相続人の肖像』(バウホール) - イザベル バウ初ヒロイン[9][10]
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - エミリア・バッサーノ、新人公演:エリザベス・ケアリー(ベス)(本役:伶美うらら)『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - ルーシー・スレイター 東上初ヒロイン[10][11]
- 2016年6月、『Bow Singing Workshop〜宙〜』(バウホール)
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ルドルフ(少年)、新人公演:エリザベート(本役:実咲凜音) 新人公演ヒロイン[9]
- 2016年11 - 12月、『バレンシアの熱い花』 - マルガリータ『HOT EYES!!』(全国ツアー)
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - ミチル、新人公演:ディアナ(本役:伶美うらら)『VIVA! FESTA!』
- 2017年6月、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』(バウホール) - テス/侍女テス バウヒロイン[12]
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - 皇女オリガ、新人公演:ラッダ(本役:瀬音リサ)『クラシカル ビジュー』 初エトワール
宙組トップ娘役時代
[編集]- 2018年1月、『WEST SIDE STORY』(東京国際フォーラム) - マリア トップお披露目公演
- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - ユーリ・イシュタル、新人公演:詠美(本役:天瀬はつひ)/姫『シトラスの風-Sunrise-』 大劇場トップお披露目公演[10]、エトワール
- 2018年7 - 8月、『WEST SIDE STORY』(梅田芸術劇場) - マリア
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 玉藻前/妲己/祭禮の女『異人たちのルネサンス』 - カテリーナ[注釈 1][19]
- 2019年2月、『黒い瞳』 - マリア・イヴァーノブナ(マーシャ)『VIVA! FESTA! in HAKATA』(博多座)
- 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - テス・オーシャン
- 2019年8 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - イサベル『NICE GUY!!』(全国ツアー)
- 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - カタリナ『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』[4]
- 2020年8 - 9月、『FLYING SAPA-フライング サパ-』(梅田芸術劇場・日生劇場) - ミレナ・ブコビッチ[20][4]
- 2020年11 - 2021年2月、『アナスタシア』 - アナスタシア/アーニャ[14][13][3]
花組トップ娘役時代
[編集]- 2021年8 - 9月、『哀しみのコルドバ』 - エバ・シルベストル『Cool Beast!!』(全国ツアー) トップお披露目公演[21]
- 2021年11 - 2022年2月、『元禄バロックロック』 - キラ『The Fascination(ザ ファシネイション)!』 大劇場トップお披露目公演[17][16]
- 2022年3 - 4月、『TOP HAT』(梅田芸術劇場) - デイル・トレモント[22]
- 2022年6 - 9月、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』 - マリー・ダグー伯爵夫人『Fashionable Empire』[23]
- 2022年10 - 11月、『フィレンツェに燃える』 - パメラ・クレメンティーナ公爵夫人『Fashionable Empire』(全国ツアー)[24]
- 2023年1 - 3月、『うたかたの恋』 - マリー・ヴェッツェラ『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』[25]
- 2023年4 - 5月、『二人だけの戦場』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - ライラ[26]
- 2023年7 - 10月、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』 - お春『GRAND MIRAGE!』[27]
- 2023年11 - 12月、『BE SHINING!!』(昭和女子大学人見記念講堂・神戸国際会館)[28]
- 2024年2 - 5月、『アルカンシェル』 - カトリーヌ・ルノー 退団公演[29][7]
出演イベント
[編集]- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』[30]
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』[31]
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[32]
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
- 2021年4月、星風まどかミュージック・サロン『夢みるMadonna』 主演[14][3]
- 2024年3 - 4月、星風まどかミュージック・サロン『星ノ円居夜(ほしのまどいよ)』 主演[33]
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]- 2024年10 - 11月、『ニュージーズ』(日生劇場・KOBELCO大ホール・福岡サンパレス) - キャサリン[34]
- 2025年1 - 2月、『ラブ・ネバー・ダイ』(日生劇場) - メグ・ジリー[注釈 2][35]
- 2025年4 - 5月、『1789 -バスティーユの恋人たち-』(明治座・大阪新歌舞伎座) - オランプ・デュ・ピュジェ[注釈 3][36]
TV出演
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[編集]受賞歴
[編集]- 2017年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2016年度新人賞[40]
- 2019年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2018年度努力賞[41]
- 2020年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞[42]
- 2021年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2020年度優秀賞[43]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 星風まどか 公式プロフィール 東宝芸能。
- ^ a b c d 元宝塚花組トップ娘役・星風まどか「東宝芸能」所属に 「大好きな芸事に心を込めて丁寧に向き合ってまいります」 スポーツ報知。
- ^ a b c d 宝塚歌劇団次期花組トップ娘役に星風まどか 現宙組トップ娘役 デイリースポーツ。
- ^ a b c d “<華宝塚>高みをめざして常に前へ 星風まどか(宙組)”. 東京新聞. 2020年8月31日閲覧。
- ^ a b 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、23頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- ^ a b c d e 宝塚 花組トップ娘役・星風まどか「柚香さんとご一緒に」四半世紀ぶり同時退団 平成以降3番目の在任 デイリースポーツ。
- ^ a b c d e f g h i “「王家に捧ぐ歌」新人公演で初ヒロイン/星風まどか”. 日刊スポーツ (2015年7月2日). 2018年1月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g “星風まどか“生まれる前から見ていた”申し子”. スポニチ (2016年7月11日). 2018年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “「本能寺ホテル」の綾瀬はるかヒントに/星風まどか”. 日刊スポーツ. (2018年3月8日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b c d e 宝塚宙組次期トップコンビに真風涼帆と星風まどか 日刊スポーツ。
- ^ a b さかせがわ猫丸 (2017年6月18日). “宙組『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』”. 論座 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b c 宙組トップ娘役星風まどかが専科へ、潤花が次期就任 日刊スポーツ。
- ^ a b c d 宝塚宙組トップ娘役・星風まどかが来年2月に専科に異動 後任は潤花 スポーツ報知。
- ^ 星風まどかが宝塚歌劇花組次期トップ娘役 宙組トップ娘役―専科経て同期・華優希の後任に スポーツ報知。
- ^ a b c 宝塚花組トップ柚香光 新相手役・星風まどかと息の合ったダンス デイリースポーツ。
- ^ a b 誕生100周年の宝塚花組、大劇場公演開幕!トップスター柚香光「身の引き締まる思い」 スポーツ報知。
- ^ a b c 『To The Future/宝塚GRAPH 2015年7月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、117頁。
- ^ “宝塚宙組トップ娘役・星風まどか けがで1場面のみ代役登場”. デイリースポーツ. (2018年10月5日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ “宙組「FLYING SAPA」大阪で開幕!宝塚歌劇5か月ぶりの外部劇場公演”. スポーツ報知. 2020年8月2日閲覧。
- ^ 新パートナー・星風まどか迎え宝塚花組トップ・柚香光「全国を旅して親交を深めたい」全国ツアー開幕 スポーツ報知。
- ^ 宝塚花組「TOP HAT」開幕 柚香光「一回一回を大切に」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚花組開幕 “ピアノの魔術師”役にトップ・柚香光「同じく芸に携わる者としてズシンと共感」 スポーツ報知。
- ^ 「フィレンツェに燃える」47年ぶり初再演作に挑む宝塚花組全国ツアー開幕 トップ柚香光「素晴らしい秋に…」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇、名作「うたかたの恋」で2023年開幕 花組トップスター・柚香光「先入観をなくして一から」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇花組「二人だけの戦場」開幕 29年ぶり再演にトップスター・柚香光「大切に務めてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇花組「鴛鴦歌合戦」開幕 トップスター・柚香光「ふわっと温かく」 スポーツ報知。
- ^ 輝き続けた初コンサート 来年5月退団の宝塚花組トップ柚香光「BE SHINING!!」 産経ニュース。
- ^ 宝塚歌劇花組トップコンビ退団公演「アルカンシェル」開幕 柚香光「大切に大切に日々を過ごしてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ “タカラヅカSP開幕!真風涼帆、轟悠ら豪華58人”. 日刊スポーツ. 2017年12月21日閲覧。
- ^ 宙組誕生20周年記念イベント('18年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 第55回「宝塚舞踊会〜祝舞御代煌〜」('19年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 星風まどかミュージック・サロン「星ノ円居夜」('24年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 岩崎大昇主演「ニュージーズ」キャサリン役は星風まどか、横山賀三・石川禅が初参加 ステージナタリー。
- ^ “「ラブ・ネバー・ダイ」追加キャストに田代万里生・加藤和樹・星風まどか・小南満佑子ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月18日). 2024年7月18日閲覧。
- ^ “ミュージカル「1789」キャスト明らかに、ロナン役は岡宮来夢・手島章斗”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年11月16日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ “50年のあゆみ - 年の初めを飾るTOKK年始号 表紙特集”. 阪急阪神マーケティングソリューションズ. 2022年3月25日閲覧。
- ^ 宝塚歌劇団 宙組 星風(ほしかぜ)まどかさん、遥羽(はるは)ららさん、天(あま)彩(いろ)峰里(みねり)さんを起用 NEWSCAST。
- ^ 『GRACE CONTINENTAL』宝塚歌劇団花組トップ娘役 星風まどかさんを2022年春夏 ブランドビジュアルに起用 株式会社オンワードホールディングス。
- ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。
- ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
- ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。ISBN 978-4-86649-190-5。
外部リンク
[編集]- 星風まどかオフィシャルサイト
- 星風まどか 公式プロフィール
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